アンティクーチョ

  • ペルー料理、ボリビア料理

  • 現地表記

    :Anticuchos(現地の言語)

  • 概要

    :牛の心臓(牛ハツ)のマリネの串焼き

アンティクーチョ

炭火を熾(おこ)して、南米料理のアンティクーチョを作ってみませんか。これは牛の心臓の串焼きです。カイエンペパー、パプリカ、クミン、オレガノと、味付け/風味付けも南米風。口の中で踊る弾力が素晴らしいのです。アンティクーチョは定義上さまざまな部位の肉を使うことができますが、現地でアンティクーチョと言って通常指すのは、アンティクーチョデコラソン(anticuchos de corazón)すなわち心臓のアンティクーチョなので、このレシピでももちろん心臓(牛ハツ)を使いました。現地では、このアンティクーチョは、「アンティクーチョ屋」(アンティクチェラ、anticucheras)があるくらい人気料理なのですよ。もしタレがしたたるような出来映えが好みであればフライパンで焼いて作ってみてください。

材料

2~3人分):

牛の心臓
200~250 g
カイエンペパー(※1)
小1/4
パプリカパウダー(※1)
小1
クミンパウダー
小1
にんにく
1かけ
大3
乾燥オレガノ
小1/2
小1/2
大1/2
  • ※1:カイエンペパーとパプリカパウダーはアヒパンカ(現地の独特の唐辛子)の代用です。アヒパンカがあればをそれを使います。

調理時間

(漬け込む時間を2時間とした場合)

作り方

  1. 牛の心臓を一口大の大きさに切り、にんにくをすりおろし、すべての材料と共によく混ぜる。
  2. 2時間から半日程度マリネする。
  3. その間に炭や薪の着火を開始し、熾火(おきび)の状態にしておく。
  4. 金串または竹串に3~4つずつ肉を刺して、バーベキューのように焼く。
  5. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • カイエンペパーパウダーとパプリカパウダーはアヒパンカ(現地の独特の唐辛子)の代用です。アヒパンカが手に入るならそれを使います。
  • 牛ハツが手に入らない場合は、豚ハツでも作っても似た食感に作ることができます。
  • こしょうを加えるレシピや、油をたっぷり加えるレシピもあります。
  • サソナドルペルアーナ(Sazonador Peruana)という現地の味の素入りミックス香辛料を使うレシピもあります。
  • 焼く前の段階で冷蔵庫に入れて一晩マリネすると味わいが深くなります。
  • フライパンで焼くと、マリネ液がタレになって、タレがしたたるような出来映えになります。

Tips about cuisine

  • アンティクーチョの現地の言語の綴りは「Anticucho」または複数形で「Anticuchos」。
  • アンデス地域に古くからある単語という説があり、ケチュア語の「antikuchu」(アンティクチュ)に基づくと指摘されている。
  • ケチュア語に基づく場合、「anti」はアンデス山脈という意味だが、「kuchu」(クチュ)は切るという意味であるが、「uchu」(ウチュ)すなわちにんにくに由来するという説もある。
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