カドゥンピカ

  • 北マリアナ料理、グアム料理

  • 現地表記

    :Kådun pikaまたはKaddon pika(チャモロ語)

  • 概要

    :鶏肉のココナッツミルク酢醤油煮

カドゥンピカ

日本の伊豆諸島の南には小笠原諸島があり、その南にはチャモロ人が住むマリアナ諸島があり、北マリアナとグアムの2つの国があります。日本から遠いようで近いような国ですね。醤油や酢やココナッツミルクはチャモロ人の好む味付けで、「カドゥンピカ」も人気の家庭料理です。これはフィリピンで言うところのアドボ、チャモロ語ではアドブとも呼ばれる料理だから、酢が必須アイテムです。ココナッツミルクが入っていて、日本の煮物とは味わいが随分違うはずなのに、食べた人に「和風だね」と言われるから不思議な感覚。これも、日本から遠いようで近いことの表れなのでしょうか?

材料

4人分):

玉ねぎ
1/4個
にんにく
5かけ
サラダ油
大2
鶏手羽元(※1)
500 g(※2)
小2/3
こしょう
小1/2
醤油
大4
黒糖(※3)
大3.5
大2.5
ココナッツミルク
150 mL
0~100 mL(※4)
鷹の爪
1本
  • ※1:鶏肉は他の部位でもよいですが、骨があるほうが煮汁が美味しくなります。
  • ※2:鶏手羽元500 gは、8本くらいです。
  • ※3:黒糖がなければ普通の砂糖で代用します。ココナッツシュガーがあればそれがよいです。
  • ※4:水の量は好みの味の濃さによって決めます。

調理時間

:40 分

作り方

  1. 玉ねぎとにんにくをみじん切りにして、煮込む鍋に入れ、サラダ油を入れて中火にかけ、火が通るまで炒める。
  2. 鶏手羽元、塩、こしょうを入れ、鶏肉の表面の色が変わるまで炒める。
  3. 醤油、黒糖、酢を入れて煮たて、火力を弱めてときどき鶏肉を返しながら10分間煮る。
  4. その間に鷹の爪を小口切りにしておく。種は除かなくてよい(除いてもよい)。
  5. ココナッツミルクと鷹の爪を入れて混ぜ、ときどき鶏肉を返しながら15分間煮る。
  6. 味見をし、濃いのが好きならそのまま、ややマイルドにしたい場合は水を加えて好みの濃さにする。このとき塩加減、甘さ加減、酸味加減、辛さ加減、ココナッツミルク加減などを好みに調えて出来上がり。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 酢はレモン果汁に置き換えたり、レモン果汁とブレンドして使用しても美味しいです。
  • 辛いのが苦手な場合は、唐辛子の量を減らしてもよいですが、料理名の「ピカ」は「辛い」という意味なので、辛くないとこの料理は成立しなくなります。
  • 加える水の量は0~100 mLとしましたが、この写真では80 mLほど水を加えています。
  • 早めに作って、食べるまでしばらく置いておくと、お肉が骨から離れやすくなって美味しいです。おすすめは前日に作って当日に温め直すことです。
  • 白いごはんにあわせていただきます。

Tips about cuisine

  • 「カドゥンピカ」のチャモロ語(北マリアナ、グアムの公用語)の綴りは「Kådun pika」または「Kaddon pika」。
  • 「Kådun」または「Kaddon」(どちらもカドゥン)は汁物の意味、「Pika」(ピカ)は辛い物の意味。よって「Kådun pika」または「Kaddon pika」(どちらもカドゥンピカ)は「ピリ辛の煮物」の意味になる。
  • 「Kådun」または「Kaddon」はスペイン語の「Caldo」(カルド、汁物の意味)に由来すると思われる。
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