カルカデ

  • 南スーダン料理

  • 現地表記

    :Karkade(英語アルファベット表記)

  • 概要

    :ローゼルのガクと砂糖を煮た甘酸っぱいお茶

カルカデ

真っ赤で美しいお茶はいかがですか。アフリカ大陸のスーダンはカルカデの産地で、これを砂糖と共に煮出したお茶はスーダンや南スーダンやエジプトで飲まれています。ローゼルというハイビスカスの一種の花のガクが主要材料で、ビタミンCが多量に含まれ、強い酸味があります。これが砂糖と合わさると、心地よい甘酸っぱさに変わります。アフリカ大陸を旅しているとき、何度も何度も飲んだ、あのときの味の記憶が蘇る分量レシピが出来ましたので、材料が入手できた折には是非作ってみてください。

材料

6人分):

1 L
ローゼル(※1)
11 g(※2)
砂糖
80 g
  • ※1:エジプトやスーダンの呼称でカルカデと呼ばれる、植物のガクを乾燥したものを使います。
  • ※2:1 g単位で量れるスケールがない場合は計量カップを使い、ローゼルがあまり潰れていない製品でおよそ90 mLを目安にするとよいです。

調理時間

:10 分

作り方

  1. やかんにお水を入れて沸騰させる。
  2. 沸騰したらローゼルと砂糖を入れ、弱い沸騰を保つ火加減にして2分煮る。
  3. 火を止めて5分置く。
  4. この間に味見をして、甘み加減や酸味加減を好みに調える。
  5. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • このレシピはしっかりとローゼルの味が出ているタイプです。現地でもお店によってもう少し薄く煮出すこともありますので、分量は適宜変更することができます。
  • 酸味を調整するときは、レモン果汁を少々加えてもよいです。
  • 砂糖はグラニュー糖を使うほうが現地風になります。上白糖でもよいです。
  • カルカデの味は速やかに出てくるので、このように短時間煮出すことでも十分な味が出ますが、1時間以上煮るレシピもあります(その場合はローゼル使用量が少ない可能性もある)。
  • 飲みきらない場合でもローゼルを取り出さずに浸したままでよいです。
  • ローゼルを煮出す時間が長い場合、味が濃く出るので、水と砂糖を増やすとよいです。

Tips about cuisine

  • 「カルカデ」の英語アルファベット表記(南スーダンの公用語の文字)の綴りは「Karkade」。
  • 「Karkade」(カルカデ)はローゼルの意味である。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
禁止事項
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。