ラタトゥイユ
-
国
、サンピエールミクロン料理
、ニューカレドニア料理
、ウォリスフトゥナ料理
、仏領ポリネシア料理
、マイヨット料理
、レユニオン料理
、サンバルテルミー料理
、マルティニーク料理
、グアドループ料理
、サンマルタン料理
-
現地表記
:Ratatouille(フランス語)
-
概要
:夏野菜のあわせ煮
ラタトゥイユは日本でも有名なフランス料理です。しかし、ニース料理の本(洋書の翻訳版)を読んだとき、有名になったがためにラタトゥイユと呼べないまがいものが増えたことに嘆く一文が目に留まりました。ラタトゥイユはただ野菜を煮る料理じゃないんです。煮るだけならポトフでいいんです。ラタトゥイユの場合、各野菜に最適状態に火を通すための所要時間が異なるため、野菜を1種類ずつ炒め、それぞれを最適状態に調理します。つまり、最適状態の玉ねぎ炒めを作り、最適状態のピーマン炒めを作り、最適状態のナス炒めを作り、最適状態のズッキーニ炒めを作り、それぞれの素材を最適の火の通り具合と最適の塩味に仕立てておいて、最後にそれらを風味を失わずにあわせる芸術なのです。一度こういうラタトゥイユを作ると、野菜料理を美味しく作る精神も学べるし、やっぱり一緒くたに煮るだけでは美味しさを引き出さないのだと理解することができます。是非このニース発祥と言われる芸術を作ってみてください。夏野菜が美味しい季節なら、あなたのラタトゥイユも最高の出来栄えです。
材料
(4~6人分):
- 玉ねぎ
- 中2個
- オリーブオイル
- 大7(※1)
- 塩
- 大2弱(※1)
- ピーマン
- 5個
- なす
- 中3本
- 薄力粉
- 大1(※1)
- ズッキーニ
- 1~2本
- トマト
- 6~8個
- にんにく
- 5かけ
- バジルの葉
- 20枚
- 乾燥タイム
- 小1/2
- イタリアンパセリ
- 刻んで大2
- ※1:オリーブオイルと塩と薄力粉は、野菜をそれぞれ調理するときに分割して使用します。ここでは総量の目安を記載しています。
調理時間
:1 時間
作り方
:
- 玉ねぎを縦2つに切り、繊維に沿って5 mm厚さにスライスする。
- フライパンにオリーブオイル大1/2と玉ねぎと塩小1/3を入れて中火で炒め、生っぽさがなくなるまで火が通ったら煮込みの鍋に移す。
- ピーマンのヘタと種を取り、縦2つに切り、斜めに5 mm幅にスライスする。
- フライパンにオリーブオイル大1/2とピーマンと塩小1/3を入れて中火で炒め、生っぽさがなくなるまで火が通ったら煮込みの鍋に移す。
- なすを1 cm厚さの輪切りにし、薄力粉大1/2を薄く全体にまぶす。
- フライパンにオリーブオイル大3となすと塩小1を入れて中火で炒め、両面に油がなじみ、なすに火が通ったら煮込みの鍋に移す。
- ズッキーニを1 cm厚さの輪切りにし、薄力粉大1/2を薄く全体にまぶす。
- フライパンにオリーブオイル大2とズッキーニと塩小1を入れて中火で炒め、両面に油がなじみ、ズッキーニに火が通ったら煮込みの鍋に移す。
- にんにくをみじん切りにし、トマトのヘタを取って6等分くらいに切り、イタリアンパセリを粗みじん切りにしておく。
- フライパンにオリーブオイル大1を入れて中火で加熱し、にんにくを入れ、香りが出たらトマト、バジルの葉、乾燥タイム、イタリアンパセリを入れ、フタをしてトマトにしっかり火を通す。
- トマトが崩れてきたら木ベラでトマトを潰しながら、濃いめのトマトソースを作る。
- 炒めた野菜が入った煮込みの鍋にトマトソースを入れて中火で加熱し、やさしく全体を和え、トマト風味を全体になじませる。
- はがれたトマトの皮を取り除き、味見をして、最終的に塩加減などを好みに調えて出来上がり。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 分量に決まりはなく、夏に美味しい野菜を使えばよいです。
- それぞれの野菜に最適状態に火を通すための所要時間が異なるため、野菜を混ぜずに1種類ずつ炒めます。
- かぼちゃを使うレシピもあります。その場合はズッキーニと同様に調理します。
- 野菜にそれぞれ火が通ったことを確認するため、1つ1つ味見をして、火が通ったことを確認するとよいです。さらに、1つ1つ味見をするときに、野菜に合った最適の塩加減にします。
- トマトの皮をを湯むきしてから調理するレシピもあります。
- マジョラム、フェンネル、ベイリーフなどで風味をつけるレシピもあります。
- 冒頭の文章に関わらず、現地でも夏野菜とトマトを一緒くたに煮るレシピもあります。
Tips about cuisine
- 「ラタトゥイユ」のフランス語(フランスやモナコ、元または現仏領国々の公用語)の綴りは「Ratatouille」。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
【出典URL付記やリンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
【事前連絡と出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
【事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
【禁止事項】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
【出典URL付記やリンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
【事前連絡と出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
【事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
【禁止事項】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。