マバワ

  • コモロ料理、マイヨット料理

  • 現地表記

    :Mabawa(コモロ語、マオレコモロ語)

  • 概要

    :鶏手羽の炭火焼き

マバワ

コモロやマイヨットの人々にとって大事な料理の1つが、鶏の手羽焼きです。マバワはコモロやマイヨットの地元の言葉(コモロ語、マオレコモロ語)で翼という意味で、鶏肉の部位では鶏手羽を指します。よってマバワを使う料理は様々なものがありますが、現地ではシンプルな塩焼きにして売られているものをよく見かけ、食べ、そして美味しさに感激したので、ここでは炭火焼きのレシピを掲載しています。炭火焼きというのは、脂がジュッと落ちて煙になって鶏に与えるスモークの風味が素晴らしく、ガスや電気で焼く味には出せない、強い旨味があるものです。

材料

6本分):

鶏手羽先
6本
小1
サラダ油
小1

調理時間

:1 時間

作り方

  1. 鶏手羽先をボウルに入れる。
  2. 手に塩とサラダ油を乗せ、両手でこすりあわせるように鶏手羽先にすりこみ、30分ほど置いておく。
  3. <薪を使うバーベキューの場合>火を起こす場所に、紙、小枝、薪と重ね、紙に火をつける。小枝が燃え、次に薪が燃えるので、薪が大方燃えて下火(熾火)になったら網を乗せて肉を乗せ、途中上下を返し、20分ほど焼く。
  4. <炭火を使うバーベキューや七輪の場合>着火剤(あるいは紙や小枝)を使って炭の一部に火をつけ、火がついた部位の周囲に他の炭を寄せ、うちわであおいで着火部位を広げる。いったん火が出たのち炎が出なくなったら(熾火)、上に網を乗せて肉を乗せ、途中上下を返し、20分ほど焼く。
  5. <オーブンの場合>オーブンを最高温度(例えば220℃や250℃)で予熱する。オーブン天板に肉類を並べて置き、途中上下を返し、15分ほど焼く。
  6. <魚焼きグリルの場合>魚焼きグリルに肉類を並べて置き、途中上下を返し、10分ほど焼く。オーブンよりも火の通りが早いので注意して観察する。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 肉に火が通るように、冷蔵庫から出したてではなく、室温に戻った肉を焼くとよいです。
  • 骨のまわりまできちんと火を通すために、焼き終える前に一部を切ってみて、生焼けでないことを確認するとよいです。
  • 塩をなじませるとき、玉ねぎの輪切りを和えておくレシピもあります。

Tips about cuisine

  • 「マバワ」のコモロ語(コモロの公用語)、マオレコモロ語(マイヨットの公用語)の綴りは「Mabawa」。
  • 「Mabawa」(マバワ)は翼の意味であり、鶏肉の部位の場合は手羽を意味する。
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