ノフトゥチョルバス

  • トルコ料理、キプロス料理

  • 現地表記

    :Nohut çorbası(トルコ語)

  • 概要

    :ヒヨコマメのポタージュ

ノフトゥチョルバス

「チョルバ」というのはスープ類を指すトルコ語です。接頭に材料を示す名詞がつくと末尾にスがつき、ヒヨコマメのスープは「ノフトゥチョルバス」となります。トルコには様々な美味しいチョルバがある中で、私にとって一番印象的で美味しかったのが、このヒヨコマメのポタージュです。にんにくと唐辛子の旨味が出た鮮やか色のオイルに、乾燥ミントを散らすのが絶品の組み合わせでした。ヒヨコマメは缶を常備すると手軽に作れます。本当に美味しいので、トルコ式には、パンと一緒にどうぞ!

材料

4人分):

ヒヨコマメ缶
1缶(※1)
玉ねぎ
中1個
600mL
小麦粉
大1
小1/2弱
鶏がらスープの素
小1/2
サラダ油
大3
にんにく
少々
唐辛子粉(※2)
小1/4
乾燥ミント
小1
  • ※1:ヒヨコマメ缶は、総量400g、豆240g入りのものを使用しています。
  • ※2:唐辛子粉は、微細な粉末のほうが良い色が出るので、カイエンペパーパウダーを使うとよいです。辛さを出したくない場合はパプリカパウダーを使用します。

調理時間

:1 時間

作り方

  1. ヒヨコマメ缶の中身をザルにあけ、水で軽く洗う。
  2. 玉ねぎを粗みじん切りにする。
  3. 鍋に水と小麦粉を入れてよく混ぜ、ヒヨコマメと玉ねぎを入れて、混ぜながらゆっくり沸騰させる。
  4. フタをして弱火でじっくりゆっくり煮て、豆をほくほくに煮る。
  5. ハンドブレンダーかミキサーにかける。
  6. 塩と鶏がらスープの素で味付けをする。
  7. 別の小さな鍋に、サラダ油、にんにく少々のすりおろし、唐辛子粉を入れ、ゆっくり加熱して赤い色と旨みを引き出す。
  8. 器にスープを盛り、赤い油をかけ、ドライミントを散らしてできあがり。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 塩と鶏がらスープの素の量は、好みの味加減にするために増減してよいです。
  • 缶詰のヒヨコマメを使うととろみが弱くなるので、このレシピでは小麦粉で調節しています。乾燥ヒヨコマメを戻して使う場合は小麦粉の調整をしなくてよいです。

Tips about cuisine

  • ノフトゥチョルバスのトルコ語(トルコ、キプロスの公用語)の綴りは「Nohut çorbası」。
  • 「Nohut」(ノフトゥ)はヒヨコマメの意味、「çorbası」(チョルバス)はスープを意味する「çorba」(チョルバ)に接頭に材料を示す名詞がついたことにより末尾に「sı」(ス)がつくよう語形が変化したものである。よって「Nohut çorbası」(ノフトゥチョルバス)は「ヒヨコマメのスープ」の意味になる。
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