オタイ

  • トンガ料理

  • 現地表記

    :’Otai(トンガ語)

  • 概要

    :フルーツとココナッツミルクのブレンドジュース

オタイ

南の島、トンガ王国には、ポリネシア人が陽気に暮らしています。そのトンガの旅のとびきりの思い出が、滞在した家の大家さんが作ってくれた、スイカとココナッツミルクのブレンドジュース「オタイ」です。オタイに使うフルーツに決まりはないのですが、痩せた土地でもよく育つスイカはオタイの筆頭の材料です。日本では缶詰のココナッツミルクを使うのが現実的に精一杯で、現地の、体の大きな男の人が削って絞るフレッシュココナッツミルクの美味しさには届かないものの、これでも舌が懐かしいと思えるオタイが作れます。ココナッツミルク缶(内容量400 g)にあわせて何回か試作して、一番ピンときたレシピです。是非暑い日に作ってみてください。

材料

6人分):

スイカ
1/8個(※1)
ココナッツミルク
1缶(※2)
砂糖
大2
レモン果汁
大1
  • ※1:スイカ1/8個で1 kg以上あるとよいです。
  • ※2:ココナッツミルク400 g入り1缶を使うとよいです。

調理時間

:15 分(冷蔵庫で冷やす時間を除く)

作り方

  1. (事前準備)スイカとココナッツミルクとグラスを冷蔵庫でよく冷やしておく。
  2. スイカの赤い部分だけをボウルに入れる。スプーンで削ぐように果肉を削っていき、出てきた種をその都度取り除く。
  3. スイカの果肉、ココナッツミルク、砂糖、レモン果汁をミキサーかバーミックスで均一に撹拌する。
  4. 飲むときまで冷蔵庫で冷やす。
  5. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 私の制作では、スイカ1/8個が1.3 kgで、赤い部分が800 g取れ、スイカの赤い部分とココナッツミルクが2:1の比率のときにベストの美味しさになりました。
  • ココナッツミルクパウダーは味わいが劣るので、生のココナッツを絞らない限り、ココナッツミルク缶を使います。
  • 砂糖とレモン果汁は、元のスイカの糖度や爽やかさによって任意で使用しますが、ある程度しっかり入れたほうが味がボケずに美味しくいただけます。
  • 氷を使うと作ってすぐ冷たく飲めますが、どうしても味が薄まるので、水や氷を使わずに作ってよく冷やしていただくと良いです。
  • マンゴーやパイナップルで作るオタイもあります。
  • しばらく置いておくと上下で濃度が変わるので、グラスに入れる前に軽く混ぜるとよいです。
  • ラム酒を加えるとトロピカルカクテルになります。ただし現地でメジャーな飲み方ではありません。

Tips about cuisine

  • 「オタイ」のトンガ語(トンガの公用語)の綴りは「’Otai」。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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