メリザノサラタ

  • ギリシャ料理、キプロス料理

  • 現地表記

    :Μελιτζανοσαλάτα(ギリシャ語)

  • 概要

    :焼きナスとレモンの冷製ディップ。

メリザノサラタ

「メリザノサラタ」とは、焼きナスの身を丁寧にマッシュして作る、焼きナスの甘さが素晴らしく美味しい冷製のディップサラダです。レバノンやシリアやエジプトのムタバルやババガヌーシュとよく似ています。太陽の恵みを受けて豊かな風味をもつオリーブオイルとレモンをしっかりと利かせて仕上げます。

材料

4人分):

なす
中5本
にんにく
1かけ
オリーブオイルA
大2
レモン果汁
大2
小1/8
クミンパウダー
小1/8
オリーブオイルB
大2
パプリカパウダー
小1/2
カイエンペパー
少々

調理時間

:1 時間

作り方

  1. なすの皮が焦げるように直火で丸ごと焼く。
  2. 随時手をぬらしながらポロポロ落ちやすい焦げ部分を取り、粗熱が取れるまでフタのできる鍋の中に入れるなどして置いておく。
  3. この間ににんにくをすりおろしておく。
  4. スプーンで皮の内側の中身をそぎ取る。
  5. 焼きナスの身、すりおろしにんにく、オリーブオイルA(大さじ2)、レモン果汁、塩、クミンパウダーを合わせてハンドブレンダーやミキサーにかけ、なめらかなピューレにする。
  6. 味見をして酸味や塩加減を好みに調える。
  7. 皿に盛り、中央にヘラを当てながら皿を回転させて中央をくぼませ、オリーブオイルB(大さじ2)を入れる。
  8. パプリカパウダーに好みでカイエンペパーパウダーを少々混ぜ、器の上にスリット状に隙間をあけるように紙を置き、パウダーをふる。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • ナスを焼くときは、ガスバーナーで焼くと最も効果的にナスの皮を焼くことができます。
  • なすの皮を焼ききるならキャンピングガスが確実だ♪

  • オール電化などで直火がない場合は魚焼きグリルやオーブンを使います。
  • 塩分はあるかないか分からないくらいに留めます。
  • 時間があれば冷蔵庫で冷やしていただくと美味しいです。

Tips about cuisine

  • 「メリザノサラタ」のギリシャ語(ギリシャ、キプロスの公用語)の綴りは「Μελιτζανοσαλάτα」。
  • 「Μελιτζάνο」(メリザノ)はナスの意味の「Μελιτζάνα」(メリザナ)の活用形であり、「σαλάτα」(サラタ)は「サラダ」の意味である。よって「Μελιτζανοσαλάτα」(メリザノサラタ)は「ナスのサラダ」の意味になる。
  • 「Μελιτζανοσαλάτα」(メリザノサラタ)を英語アルファベットで綴ると「Melitsanosalata」のようになる。
  • 「メリジャノサラタ」の表記もあるが「メリザノサラタ」のほうが適切と思われる(以下リンクで解説しています)。
  • ギリシャのナスのサラダは「メリザノサラタ」か「メリジャノサラタ」か

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