ゲフュルテグールケン

ゲフュルテグールケン

ハムの美味しさとピクルスの爽やかな酸味と風味を混ぜて、ゆで卵が入ってまろやかにまとまった具を、フレッシュなきゅうりに詰める前菜料理です。日本のきゅうりは細いので、縦2つ割りにしてくりぬいて、ボート状に乗せました。

材料

2~4人分):

きゅうり(※1)
2本
小1/2
アンチョビ
1、2枚
ハム
2枚
固ゆで卵
1個
玉ねぎ
みじん切りで大1
きゅうりのピクルス
4 cm
マスタード(※3)
小1
マヨネーズ
大2(※4)
  • ※1:きゅうりはなるべくまっすぐで大きくて太いものを選ぶと作りやすいです。
  • ※2:塩はきゅうりにぱらぱらとふる量です。
  • ※3:フレンチマスタードがあればよいですが、なければ日本の和がらしを分量控えめに使ってもよいです。
  • ※4:具を混ぜているときのなめらかさによりマヨネーズの使用量は加減します。

調理時間

(ゆで卵を作る時間と冷蔵庫で冷やす時間を除く)

作り方

  1. きゅうりの両端を切り落とす。
  2. 縦2つ割りにし、小さなスプーンで果肉と種を取り出し、半分の長さに切っておく。
  3. 塩をぱらぱらと両面にふってバットに並べ、傾斜をつけて水分を抜く。
  4. アンチョビ、ハム、ゆで卵、玉ねぎ、ピクルスをみじん切りにしてボウルに入れる。
  5. マスタードを入れて和える。
  6. マヨネーズを入れて和える。
  7. 味見をして、塩味の加減などを調える。
  8. ペーパータオルできゅうりの水気をふき取り、果肉をくりぬいたところに空気が入らないように押し込むように具を乗せる。
  9. バットに並べ、冷蔵庫で十分に冷やす。
  10. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • ヨーロッパのきゅうりは大きくて皮も固いので、本場のレシピでは皮をピーラーでむいていますが、日本のきゅうりは皮がやわらかいので、皮をむかなくてもよいです。
  • ヨーロッパの大きなきゅうりを使うときは、縦割りにせず、きゅうりの中をくりぬくようにして種と果肉を取り出し、筒状に作りますが、日本のきゅうりは細いため、同じようにすると具を入れるスペースが作れないので、縦2つ割りにするほうがよいです。
  • 具をみじん切りにするときには、具ごとにみじん切りにしてから、後から全部を混ぜるようにするときれいに作れます。
  • マヨネーズの量は具のなめらかさによって加減します。多いとゆるくなりすぎてしまいます。
  • 冷蔵庫で冷やすと具が硬くなるので食べやすくなります。

Tips about cuisine

  • 「ゲフュルテグールケン」のドイツ語(ドイツ、オーストリアの公用語)の綴りは、「gefüllte gurken」。
  • 「gefüllte」(ゲフュルテ)は詰め物やぬいぐるみという意味。「gurken」(グールケン)はきゅうりの意味。よって2つ合わせて「きゅうりの詰め物」の意味になる。
  • 「gurken」の発音は日本人には難しいです。「グー」の部分は、ゴーとグーとゲーの中間のようなあいまいな発音ですし、ルは聞こえるか聞こえないか分からないくらいのあいまいな発音です。でもそれがドイツ語らしさを表わしています。
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