カスエラ

  • チリ料理

  • 現地表記

    :Cazela(スペイン語)

  • 概要

    :肉やイモ類の具が大きい煮込み

カスエラ

南米のチリは、日本から見ると地球の裏側。南北に長い国で、南極に近い地域やアンデス山脈の高地など寒い冬が厳しい地域もあります。私にとってチリ料理のカスエラは特別な料理で、険しく厳しい標高5000 m級の高地を陸路で越えた、「ボリビアからチリへのアンデス越え」を達成したあと、到着したチリの山岳高地の食堂で食べた料理がカスエラなのです。冬はカスエラの季節。フランスのポトフやスペインのコシードのように、お肉や野菜をごろんと入れて作る、体が温まる美味しい料理です。分量に決まりはなく、具をごろっと、気分が向くままに作って体を温めましょう♪ チリで日系人のご自宅にホームステイしたときは、エンサラダチレナ(玉ねぎとトマトのさっぱりサラダ)を添えるのが定番だと言っていました。

材料

4人分):

牛かたまり肉(※1)
500 g
とうもろこし
大1本
じゃがいも
4~6個
にんじん
2本
玉ねぎ
1個
お米
大2
1.2 L
小1
こしょう
小1/4
ドライオレガノ
小1
  • ※1:牛かたまり肉は日本だとローストビーフ用の肉が手に入りやすいのですが仕上がりが固くなってしまうので、豚肉や骨付き鶏肉で代用してもよいです。

調理時間

作り方

  1. 肉、とうもろこし、にんじんを人数分の大きな塊に切る。
  2. じゃがいもの皮をむき、玉ねぎを大きめのくし形に切る。
  3. 大きな鍋にすべての材料を入れて強火にかけ、お米が鍋底にくっつかないようにときどき鍋底をヘラで掻き、沸騰したらフタを少しずらして乗せ、弱い沸騰が保てる程度の火加減に調整してことこと煮る。
  4. 味見をして塩加減などを好みに調える。
  5. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • アクが出た場合は気になるなら取ります。
  • 具が大きな塊なので塩加減が薄いと具を食べたときに薄味すぎてしまうので、スープに塩加減をきっちりとつけるとよいです。
  • インゲンやカボチャを入れるレシピもあります。
  • 付け合わせの定番はエンサラダチレナ(玉ねぎとトマトのさっぱりサラダ)です。

Tips about cuisine

  • 「カスエラ」のスペイン語(チリの公用語)の綴りは「Cazela」。
  • 「Cazela」(カスエラ)は英語のキャセロールと同じ語源で、鍋の意味である。
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