ソンギテンジャンチゲ
私が北朝鮮を旅して感動した料理の1つに、マツタケのお味噌汁がありました。観光客向けなのは承知していても、やはりマツタケがごろごろと入っていると感動します! その、北風の、平壌市内のお店で食べたお味噌汁。地理的に近い位置にある朝鮮半島と日本では、野山の植生も似ていて、同じようなきのこが採れるのだなと実感しました。さてこれを日本の家庭で再現するとなると、やはり日本人にとってはマツタケはごはんやお吸い物にしたいでしょう。だから、マツタケのお吸い物の素とエリンギで代用するレシピとしました。マツタケ風味のダシはお味噌汁にも素敵です。
材料
(4人分):
- ダシが出るもの(※1)
- 適量(※1)
- 味噌
- 大3(※2)
- コチュジャン
- 小1/4
- きのこ(※3)
- 大4本
- 小ねぎ
- 刻んで大1
- ※1:マツタケがある場合は煮干し(5~6尾)でダシを取ります。エリンギで代用する場合は市販のマツタケのお吸い物の素を2人分入れます。
- ※2:味噌はメーカーによって使用量の幅が大きいので、味見で決めます。
- ※3:マツタケか、代用の場合はエリンギを使います。
調理時間
:
作り方
:
- (煮干しを使う場合は、気になるなら頭とハラワタを取り、すりばちで粉にする。)
- 鍋にダシ、水、味噌、コチュジャンを入れておく。
- きのこを手で裂くか、包丁で細長く切り、鍋に入れる。
- 鍋を中火にかけ、味噌とコチュジャンが完全に溶けるように混ぜ、いったん煮立ったら火を止め、(口の中がやけどしないように冷えた器にとって)味見をし、味噌の濃さなどを好みに調える。
- 小ネギを刻んで鍋に加えて出来上がり。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 味噌はメーカーによって使用量に幅があるので、最初は大さじ2杯くらいを入れて、最後に味見をして必要なら追加するほうが、安全に作ることができます。
- 現地ではお味噌はいったん煮立てると美味しくなるものという認識のようです。
Tips about cuisine
- 「ソンギテンジャンチゲ」のハングル文字・チョソングル文字(韓国や北朝鮮の文字で)の綴りは「송이된장찌개」。
- 「송이」(ソンギ)はマツタケの意味。「된장」(テンジャン)は味噌、「찌개」(チゲ)は汁物の一種で、「된장찌개」(テンジャンチゲ)は味噌汁の意味になる。よって「송이된장찌개」(ソンギテンジャンチゲ)は「マツタケのお味噌汁」の意味になる。
- 今回のレシピのようにエリンギで代用した場合、「エリンギ」は「새송이버섯」(セソンイボソ)なので、「エリンギの味噌汁」は「새송이버섯된장찌개」(セソンイボソテンジャンチゲ)となる。
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