チュルクカヴェシ
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国
:トルコ料理
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現地表記
:Türk kahvesi(トルコ語)
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概要
:粉と水から煮出す濃いコーヒー

トルココーヒーは、小さな柄つきの小鍋にコーヒー豆と水を入れてから加熱し、上澄みを飲むタイプのコーヒーです。特にコーヒー文化が圧倒的に優位なリビアで飲んだものが美味しくて、そのほかギリシャやサウジアラビアなどの他国でも何度も飲んで、帰国後、海外のいろんなところで飲んで味を覚えている上で『本格的で美味しいトルココーヒーを自宅で淹れる方法』を見つけました。「外で飲むトルココーヒーはこんな甘さだった」と思えるラインでレシピにし、それがまた「水100 mLにつきコーヒー豆大1、砂糖大1」という分かりやすい分量にできたという良レシピです。
材料
(2~3人分):
- 水
- 200 mL
- コーヒー豆(※1)
- 大1
- 砂糖(※2)
- 大1
- ※1:コーヒー豆は細かく挽いたものを使います。
- ※2:砂糖はグラニュー糖でも上白糖でもよいです。上白糖のほうがコクのある美味しい甘さがつき、グラニュー糖だとさっぱりした甘さになります(差異を大きく感じるほどではありません)。
調理時間
:
作り方
:
- 道具を用意。ジェズベ(別名イブリック、なければ小鍋)、水、デミタスカップ(容量約70 mL)、砂糖、コーヒー豆(粒が細かいもの)、計量スプーン(大さじ)、鍋敷き、熱源(コンロ)。砂糖菓子の類もあれば用意する。
- ジェズベ(別名イブリック)に水、コーヒー豆、砂糖を入れる。スプーンなどで混ぜてはいけない。
- コンロを弱火にしてジェズベをかざし、底面のほか側面も熱くなるよう傾けながらゆっくり加熱する。コンロに直置きせず常に手で持っておく。
- 底から気泡がはじけるようなかすかな音が聞こえてくる。音が大きいと火に近すぎるので小さな音を保ちながら少しずつ中が沸いてくるような位置になるようにジェズベを持つ。
- 水面が高くなってきて泡が盛り上がってくるので、ジェズベのふちギリギリまで泡があがるまで待ち、ギリギリまで泡が上がったら火から離して水面を下げる。
- あと2回繰り返し、盛り上がりを3回沈めたところで出来上がり。
- ジェズベを鍋敷きに置いてテーブルの上にカップや砂糖菓子を並べる(その間にジェズベの中でコーヒー豆が沈殿する)。
- 静かに上澄みをカップに注ぐ。
- Enjoy!


材料と調理のこつ
:
- トルココーヒーの入れ方の詳細は別記事で解説しています。
- レシピは海外現地で作る人も目分量なので、作り手によって味に幅はあります。このコーヒーは甘いですけど、疲れたときの一杯には、甘いものを少量すするのが美味しいのです。無糖で作って客に自由に砂糖を入れさせる店もありますからその形式でもよいです。また一度これで作ってみたら、次回は材料の量を加減できます。ただし、疲れたときに濃くて甘いのを少量すするのが美味しいコーヒーなので、薄味は合いません。
- とにかくあふれさせないこと、しかしギリギリの高さまで泡を盛り上げること。恐れながら見ながら作ればあふれさせることはありませんから、トルココーヒーを作るときは、ほかに気を取られないようにするのが最大ポイントです。
- カップの底にたまった粉は飲みません。
Tips about cuisine
- 「チュルクカヴェシ」のトルコ語(トルコの公用語)の綴りは「Türk kahvesi」。
- 「Türk」(チュルク)は「トルコの」の意味、「Kahvesi」(カヴェシ)はコーヒーの意味。よって「Türk kahvesi」(チュルクカヴェシ)はいわゆるトルココーヒー(水とコーヒー粉を煮出して淹れる濃いコーヒー)を指す。
- 実際に耳にする発音は「チュクカフェシ」のように軽いものである。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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