チョッピーノ
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国
:米国料理
-
現地表記
:Cioppino(現地の表記)
-
概要
:魚介類のトマトシチュー
チョッピーノは美味しいですよね~! これはイタリアンアメリカン料理の1つです。つまり、イタリア人が米国に移住して形成された料理。漁師が船の上や港で煮炊きするような料理でもあり、つまりはそのときそのときの海産物がぎっしりトマトシチューになりました。レストランで注文する場合は魚のアラなど入らないのでしょうけれど、家庭ではアラを入れたほうが絶対美味しいので、私のレシピもアラ入りです(なくてもいいです)。トマトの赤が映えて食卓に乗ると心がわくわくしますし、海産物の旨味がよく出た汁がごちそうです。米国料理でこんなに素材を味わう料理というのは珍しいかもしれませんね。なお、煮すぎると具の味が抜けてしまうので、具をたっぷり入れながらもあまり煮込まず作るのが、美味しく作る秘訣です。
材料
(8人分):
- 玉ねぎ
- 大1個
- にんにく
- 4かけ
- 砕き唐辛子(※1)
- 小2/3
- トマト缶(※2)
- 1缶(400 g)
- 魚介類(※3)
- 1~1.5 kg
- オリーブオイル
- 大4
- 水
- 700 mL(※4)
- 白ワイン
- 300 mL(※4)
- 塩
- 小1
- こしょう
- 小1/4
- ベイリーフ
- 1枚
- ドライオレガノ
- 小1/2
- トマトジュース(※5)
- 200 mL
- イタリアンパセリ
- トッピングの量
- ※1:砕き唐辛子は、中粗びきなど、乾燥唐辛子が数mm角になっているものです。鷹の爪を包丁で刻んでもよいです。なければその他の唐辛子(一味唐辛子でも)を量の様子を見ながら使います。
- ※2:トマト缶はカットタイプでもホールタイプでもよいです。缶ではなくトマトピューレを使ってもよいです。
- ※3:加える魚介類の種類に決まりはありませんが、下記のコツ欄参照。
- ※4:煮汁は、ここでは水:白ワインをおよそ2:1にしていますが、酒類が苦手な場合は、全量1 Lを目安に、酒類の比率を下げてもよいです。
- ※5:トマトジュースは濃厚で美味しそうなものを使います。
調理時間
:(魚介類をさばく時間を除く)
作り方
:
- 玉ねぎとにんにくをみじん切りにし、砕き唐辛子を計量し、トマト缶はハンドブレンダー(またはミキサー)にかけて中身を均一にしておく。
- 魚介類をさばき、鍋に入れる。例えばイカは中骨や目玉を取って輪切りにし、魚はウロコと内臓とエラを取ってぶつ切りにし、エビは背ワタと殻を取るなど。
- 3 L以上入る大きな鍋にオリーブオイルを入れて強火で熱し、玉ねぎとにんにくを入れて炒め、中火に落として砕き唐辛子を入れて炒め、良い香りが出たら撹拌済みのトマト缶の中身を入れ、沸騰させる。
- 魚介類、水、白ワイン、塩、こしょう、ベイリーフ、ドライオレガノを入れて強火にかけ、いったん沸騰したら火加減を落として煮込む。
- 魚介類に火が通ったら味見をし、ワインのアルコール分を感じなくなったことを確認し、トマトジュースを加えて混ぜ、塩加減や魚介類の旨味加減などを好みに調える。
- 器に盛り、イタリアンパセリをトッピングして出来上がり。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 使用する魚介類の種類に決まりはありませんが、イカ、エビ、カニ、貝類(ハマグリ、ムール貝など)、魚の切り身、魚のアラ(中骨、頭、カマなど)など、種類を多く用意すると美味しいです。
- 長時間煮込むと具から味が抜けて美味しさが落ちるので、具をたっぷり入れて煮すぎないことで、具と汁の両方を美味しく仕上げます。
- 魚のアラを加えると美味しくなりますが、骨を取り出すのが面倒なので、現地ではアラを使わずフィッシュストック(魚のブイヨンキューブなど)を使って旨味を増やすこともあります。日本だと海鮮味覇(カイセンウェイパァー)などの市販品を利用できます。
Tips about cuisine
- 「チョッピーノ」の現地の綴りは「Cioppino」。
- 「Cioppino」(チョッピーノ)はイタリアのジェノバあたりの方言で魚介類のシチューを意味する「Ciuppin」(チュッピン)や「Cioppin」(チョッピン)に由来する。
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