カフェイラ
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国
:ギニアビサウ料理
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現地表記
:Cafriela(現地のクレオール語)
-
概要
:食材のレモン玉ねぎ唐辛子煮
ギニアビサウは西アフリカの途上国で、その中でも特に貧しい国という印象です。ある日移動のためにバスターミナルで車を探していたら、掘っ立て小屋の食堂では大鍋に玉ねぎなどの野菜類や唐辛子を油煮にしていて、「わあー、なんて美味しそうなんだろう!」と思ったのを強烈に覚えています。カフェイラかそれに類する料理を作っていたのだと思います。綴りはカフリエラ(Cafriela)でも現地ではカフェイラに聞こえるのはRの発音がフになるから。ともあれ一度作ってみてください。レモンが美味しい。レモン味の玉ねぎが美味しい。それらと一緒に煮た鶏肉が美味い。食べる人に「これいつもの鶏肉?」「これいつもの鶏肉じゃないでしょ?」と言われる美味しさです。もうお分かりですか? これは隣国セネガルのヤーサと同じ料理です。
材料
(4人分):
- サラダ油
- 大4
- 鶏肉(※1)
- 500 g
- 塩
- 小1
- 玉ねぎ
- 中2個
- にんにく
- 5かけ
- 赤ピーマン
- 1個
- 緑ピーマン
- 1個
- コンソメ顆粒(※2)
- 小1/3
- こしょう
- 小1/2
- レモン果汁
- 大4~5
- 唐辛子(※3)
- 少々
- ※1:鶏肉の部位は問いません。胸肉、もも肉、手羽、そのミックスなど。
- ※2:現地ではMaggyをよく使うのでMaggy社のコンソメがあるとよいです。なければその他のコンソメや鶏がらスープの素などを使います。
- ※3:唐辛子はあればシネンセ種のピマンを1個、なければ青唐辛子1本、または鷹の爪1本を使います。
調理時間
:
作り方
:
- 煮込み料理用の鍋にサラダ油を入れる。
- 鶏肉を4 cm角くらいに切り、塩を両面にまぶし、鍋に入れる。
- 玉ねぎは縦4つ割りに切ってから繊維を断つ方向に約1 cm幅に切り、にんにくはみじん切りにし、赤ピーマンと緑ピーマンは1 cm幅に切ってから3 cm長さに切り、鍋に入れる。
- コンソメ顆粒、こしょう、レモン果汁を入れ、唐辛子を具に乗せ、フタをして中火にかけ、ときどき混ぜながら15分ほどぐつぐつ煮る。
- フタを外し、水分がソース状に煮詰まるように煮る。
- オーブンを180℃に予熱開始。
- 予熱が完了したら煮詰めている途中でよいので鶏肉を取り出し、オーブン天板に並べ、軽く焼き目がつくように焼く。
- その間にソースの味見をし、酸味加減や塩加減などを好みに調える。
- 鶏肉を鍋に戻して出来上がり。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- オーブンで焼く工程は省いてもよいです。ただ、鶏肉を煮続けると肉から水分が抜けて美味しさが減るので、中まで完全に火が通ったら鶏肉だけオーブンで焼いてソースを煮詰めています。
- 唐辛子は切らずに使うので、唐辛子は良い風味をつけますが、辛くなりません。しかし唐辛子の具合によっては辛味が出てしまうかもしれないので、辛いのが苦手な場合はこまめに味見をして、気になったら取り除くとよいです。
- 骨付きの鶏肉を使う場合は骨まわりが生煮えにならないようにします。そのため、事前に包丁で骨が見えるように切れ込みを何か所か入れておくとよいです。
Tips about cuisine
- 「カフェイラ」の現地の表記は「Cafriela」。
- 「Cafriela」(カフリエラ)は料理の名称を示すクレオール(ポルトガル語と地元語の融合)で食材をレモン玉ねぎ唐辛子で煮込むような料理を指す。ポルトガル語(ギニアビサウの公用語)では「R」は「フ」に近い音になるので日本語カタカナ表記ではカフェイラに近い。
- 若鶏(フランゴ)を使って作ることが多く、その場合は「Cafriela de frango」(カフェイラデフランゴ)と呼ぶ。
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