宮保雞丁(グンボーカイディン)

  • 中国料理、香港料理、マカオ料理

  • 現地表記

    :宮保雞丁(中国繁体字)

  • 概要

    :鶏肉とナッツの甘酢醤油炒め

宮保雞丁(グンボーカイディン)

鶏肉とピーナッツ。ナッツはカラっと、鶏肉は片栗粉の衣をうっすらつけるからしっとり柔らかく、にんにくと生姜と唐辛子という典型的な中国料理系統のフレーバーで、なおかつ酢が入っていて、こってりした味のナッツとさっぱりした酢が味わいピッタンコ! 美味しいし、作るのはとても簡単なので、世界中に愛される中華の味を是非作ってみてください♪

材料

4人分):

鶏肉(※1)
300g
片栗粉
大1
醤油
大1.5
辣油(※2)
小1~大1
ピーナッツ(※3)
1/2C
にんにく
1かけ
生姜
にんにくと同量
唐辛子(※4)
1~2本
老抽(※5)
大1
酢(※6)
大1
砂糖
大1
酒(※7)
大1
大2
香菜(※8)
少々
  • ※1:鶏肉は胸肉を使うと切り分けやすいです。皮も入れてよいです。
  • ※2:辣油は赤い色をつける目的で使うので、色が赤いほどよいです。辛いのが苦手な場合は辣油を少なくし、赤パプリカパウダーを足してもよいです。
  • ※3:ピーナッツは薄皮のないものを遣います。バタピーのようにおつまみとして売られているものを使うと調理が簡単です。カシューナッツを使ってもよいです。
  • ※4:日本の鷹の爪でよいです。
  • ※5:老抽(ラオチョウ)は英語でダークソイソースと呼ばれる中国の醤油で、色が黒くつく割にはそれほど塩分が入っていないものです。なければ普通の醤油で代用します(普通の醤油に置き換えた場合の塩分が気になる場合は下味の醤油を減らせばよい)。
  • ※6:日本の米酢でよいが、中国黒酢があればそれもよい。
  • ※7:日本酒や調理用酒でよい。
  • ※8:香菜はコリアンダーの葉のことです。パクチーとも呼ばれます。なければ小ねぎなどの緑を乗せてもよいですし、省いてもよいです。

調理時間

:20 分

作り方

  1. 鶏肉を1.5cmの角切りにし、ボウルに入れ、片栗粉、醤油、辣油をふりかけ、手でもんで全体を均一にする。
  2. ピーナッツに薄皮がついている場合ははがしておく。
  3. にんにくと生姜をみじん切りにし、唐辛子を小口切りにする。
  4. 小さなボウルに老抽(ラオチョウ)(あるいは代用の醤油)、酢、砂糖、酒を混ぜておく。
  5. フライパンに油を入れて中火で熱し、にんにくと生姜を入れ、香りが出たら唐辛子を入れ、唐辛子の色が変わり始めたら鶏肉を入れ、強火にして全体を混ぜるように炒める。
  6. 鶏肉に火が半分ほど通ったところで混ぜておいた調味料を入れ、強火のまま全体を混ぜる。
  7. ピーナッツを入れ、全体を混ぜながらピーナッツに火を通す。
  8. 味見をして醤油加減や酢加減を好みに調える。
  9. 器に盛り、香菜を乗せてできあがり。
  10. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 鶏肉に片栗粉と調味料をもみこむとき、赤パプリカパウダーを入れると仕上がりの色が濃くなり、美味しそうに見えます。
  • この料理は、あまり酢を利かせすぎないほうが美味しいと思います。

Tips about cuisine

  • 「宮保雞丁」(グンボーカイディン)のピンインは「gung1 bou2 gai1 ding1」。
  • 「宮保雞丁」を中国簡体字で表記すると「宫保鸡丁」。
  • 清の時代の貴州人「丁宝桢」(中国語:ティンバオジェン、日本語:ていほうてい)が山東省に赴任した頃、実家の料理が好きで、シェフに作らせ、宴会の時もよくお客様のもてなしに使われた。彼は当時の皇帝に「丁宫保」と呼ばれ、彼が好きなこの料理は「宫保鸡丁」と呼ばれた。
  • 英語では「Kung pao chicken」(クンパオチキン)として名称が定着している。
  • 「宫保鸡丁」や「宮保雞丁」の料理名の表記と英語定着名称について調べたのでまとめます。|あづさDIARY



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