蘿蔔糕(ルオボーガオ)

  • 中国料理、台湾料理、香港料理、マカオ料理

  • 現地表記

    :蘿蔔糕(中国繁体字)

  • 概要

    :大根もち

ルオボーガオ

蘿蔔糕(ルオボーガオ)は飲茶の代表的な点心の1つです。大根を浮き粉や米粉、ハムや干しエビ等と混ぜて蒸しあげたものです。大根のほのかな甘みがよく分かり、もちっとした食感も美味しいです。日本では大根もちとして有名です。

材料

8切れ分):

干しエビ
みじん切りで大2
大根
皮をむいて300g
ハム(※1)
みじん切りで大2
ごま油
小1/2
水(粉と混ぜる用)
150mL(※2)
米粉
100g
浮き粉(※3)
20g
ひとつまみ
こしょう
少々
サラダ油
少々
  • ※1:ハムのほか、ベーコンや美味しいソーセージも使えます。
  • ※2:粉の具合によって加減するために、少しずつ加えます。
  • ※3:浮き粉の代用は片栗粉やタピオカ粉。

調理時間

:2 時間

作り方

  1. 干しエビをみじん切りにして小さな容器に入れ、少々の水を入れて、戻しておく。
  2. 大根の皮をむき、長さ4cm、厚さ2mmの千切りにする。
  3. 鍋に大根を入れ、大根の半分が浸る程度の水を入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にし、フタをして10分間蒸し煮にする。
  4. 蒸し煮が終わったら大根をザルにあけて水気を切る。
  5. 干しエビをザルにあけて水気を切り、切った水気は容器に取っておく。
  6. ハムをみじん切りにして干しエビと共にフライパンに入れ、ごま油で香ばしく炒めておく。
  7. 水150mLを鍋に入れて少し火にかけ、ぬるま湯にする。
  8. 米粉と浮き粉と干しエビの戻し汁を入れて、ヘラでよく練る。
  9. 大根、干しエビとハムの炒め物、塩、こしょうを入れてよく練る。
  10. ケーキ型やバットの内側にサラダ油を薄く塗り、厚さ2cmになるように生地を注ぐ。
  11. 容器にフタ(フタがなければラップ)をして、蒸し器に入れ、1時間じっくり蒸す。
  12. 自然に冷まして、切り分けて、油を薄く敷いたフライパンで両面を焼いて出来上がり。
  13. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 大根を蒸し煮にしたときのゆで汁は使いませんが、美味しい大根のダシが出ているので、お味噌汁作りなどに使うと良いです。
  • 粉と水を練ったとき、ゆるいようなら粉を足すなど調整します。
  • ハムをベーコンに変えたりすると、味わいが変わります。
  • 今回はピンク色の桜えびを使用したので出来上がりがピンク色です。白い干しエビを使うと白い出来上がりになります。
  • 浮き粉の代わりに、私は片栗粉とタピオカ粉をブレンドして加えました。タピオカ粉のおかげで大変もちもちになりました。

Tips about cuisine

  • 「蘿蔔糕」(ルオボーガオ)のピンインは「luó bo gāo」。
  • 「蘿蔔糕」(ルオボーガオ)を簡体字で表記すると「萝卜糕」。
  • 「蘿蔔」(ルオボー)は大根の意味で、「糕」(ガオ)は日本の羊羹(ようかん)のように、切りもち状に成形した食べ物を総称する言葉である。よって「蘿蔔糕」(ルオボーガオ)は、日本では「大根もち」と称される。
  • 「蘿蔔糕」は、現地では、ローボーカオ、ローポーカオ、ロープーカオ、ローポーガオなどのようにも聞こえる。


本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合(料金は≫こちら)。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用ならびに営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。