ペチェナーベプショバー

  • 国

    :チェコ料理

  • 現地表記

    :Pečená vepřová(チェコ語)

  • 概要

    :黒ビールで漬け込むローストポーク

ペチェナーベプショバー

ペチェナーベプショバー

チェコ名物料理の筆頭といえば大きな豚肉グリルではないでしょうか。肉用シーズニングスパイスやはちみつを含む漬け汁でマリネされた豚肉のローストは、複雑で究極の旨味でいっぱいです。現地でいただいているときはビールの存在を感じなかったのですが、マリネのタレには黒ビールを使うレシピが多いとのことで、このレシピでも、黒ビールとはちみつとシーズニングスパイスを使った複雑な美味しさをもつタレを使い、チェコ料理を再現しました。素晴らしい美味しさです。この料理は骨つきの肉で作るほうが圧倒的に美味しいように思います。

材料

(2~3人分):

骨付き豚肉(※1)
700 g(※1)
水
1.5 L(※2)
塩
小1(※2)
ベイリーフ
2枚(※2)
オールスパイス
5粒(※2)
ジュニパーベリー
5粒(※2)
黒こしょう粒
5粒(※2)
にんにく
2かけ
黒ビール
120 mL
はちみつ
20 g(※3)
マスタード(※4)
小1
醤油
小1
ウスターソース(※5)
小1
ケチャップ
小1
コジェニーギロス
小1
  • ※1:骨付きの肉は、切り離していないスペアリブがあるとよいです。ない場合はもも肉の塊などがあるとよいです。写真ではイノシシの前脚を使っています。700 gは骨ごとの重さで、骨が半分以下なら2~3人分になります。
  • ※2:水1.5 Lは肉がかぶる量の目安です。増減する場合は、それにあわせて調味料も増減します。
  • ※3:はちみつ20 gはおよそ大さじ1杯ですが、大さじで正確に計量するのが難しいので重量で量りとっています。
  • ※4:マスタードはディジョンやホットドッグ用などつぶつぶがないものがよいですが、なければ粒マスタードでもよいです。日本の和辛子は辛味が強いかもしれないので、味見をして使用量を減らします。
  • ※5:ウスターソースがない場合は中濃ソースなどで代用します。

調理時間

:(ゆで時間を2時間とした場合)(マリネする時間を除く)

作り方

:

  1. 骨付き豚肉を鍋に入れ、水、塩、ベイリーフ、オールスパイス粒、ジュニパーベリー粒、黒こしょう粒を入れて強火で熱し、沸騰後はフタをしてごく弱火にし、途中で上下を返しながら骨まで火が通るまで加熱する(脚の肉の場合で2時間が目安)。
  2. ゆで終わったら皿に取り出して冷ます。
  3. (脚の肉の場合、骨に垂直に包丁をあてて2 cm間隔でぐるりと一周切れ込みを入れる。スペアリブの場合は切れ込み不要。)
  4. にんにくをクラッシュするか包丁でごく細かいみじん切りにする。
  5. ビニール袋ににんにく、黒ビール、はちみつ、マスタード、醤油、ウスターソース、ケチャップ、コジェニーギロスを入れ、外から揉んではちみつを溶かし、骨付き豚肉を入れ、空気を抜いて口をしばり、途中で上下をひっくり返しながら冷蔵庫で1晩マリネする。
  6. <翌日>オーブンに入れる頃に室温に戻るよう、あらかじめ冷蔵庫から出しておく。
  7. オーブンを180℃に予熱し、天板にクッキングシートを敷き、肉を乗せ、180℃のオーブンで焼く。肉の漬け汁は小さな容器に入れておく。
  8. 肉の漬け汁をスプーンでこまめにかけ、少し乾いたらまたかけ、を繰り返しながら、焼く。
  9. (もし味見をしたい場合は、天板に落ちて煮えた漬け汁を味見し、塩加減や甘さ加減などを好みに調える)。
  10. 途中で肉の上下をひっくり返し、肉の漬け汁をこまめにかけ、クッキングシートに落ちた肉の漬け汁も再度肉にかけ、最後は肉の漬け汁の大半が肉に絡むように、肉がタレで黒ずむように、ただし肉やタレを焦がさないように焼く(オーブンの焼き時間は40分くらい)。
  11. オーブンから取り出し、粗熱が取れたら切り分けていただきます。
  12. Enjoy!

材料と調理のこつ

:

  • 豚の足を使う場合は本当は皮つきがよいが手に入りにくいので、手に入る肉を使えばよいです。
  • 脚の肉の場合は2時間を目安にゆでるとしましたが、スペアリブを使う場合は見た目で骨の際まで火が通った感じになっていれば鍋から取り出してよいです。
  • 豚肉のゆで汁は大変美味しいスープになっているので捨てずに使っていただけます。
  • コジェニーギロスは現地の肉用スパイス&ハーブミックスで、私はリンク先のように手作りしています。そうでない場合は、塩小さじ1/4、ジンジャーパウダー小さじ1/4、乾燥ローズマリー小さじ1/4、乾燥オレガノ小さじ1/5、乾燥バジル小さじ1/5、クミンパウダーひとふりなどでおおよそ小さじ1杯分として加えてもよいです。ないものは省いてよいです。
  • お子さまには黒ビール由来の苦みが強く感じられるので使わないほうが無難かもしれません。その場合はコカコーラを使うことができます(甘くなるのではちみつを省き、オーブン焼きの途中でタレを味見して砂糖で調節します)。
  • ホースラディッシュを添えていただくのが定番です。

Tips about cuisine

  • 「ペチェナーベプショバー」のチェコ語(チェコの公用語)の綴りは「Pečená vepřová」。
  • 「Pečená」(ペチェナー)はローストの意味、「Vepřová」(ベプショバー)は豚肉の意味。よって「Pečená vepřová」(ペチェナーベプショバー)はローストポークの意味になる。
  • 豚の前足の膝のあたりを使って作る場合は「Pečená vepřová kolena」(ペチェナーベプショバーコレナ)のように使用部位が末尾につく。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
【出典URL付記やリンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
【事前連絡と出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
【事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。所属・氏名・ご使用目的(授業の科目名や活動のテーマなど)・ご使用ページのURLを明記して連絡をお願いします。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
【禁止事項】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。