ヴィシソワーズ

  • 米国料理

  • 現地表記

    :Vichyssoise(フランス語)

  • 概要

    :じゃがいもの冷製クリームスープ

ヴィシソワーズ

ヴィシソワーズは世界に名高き米国生まれのスープですね。一説ではフランスのヴィシー近郊の町の出身のシェフが、幼少時代に母や祖母が作ってくれたスープに冷たい牛乳を入れて冷たくして飲んでいたことを思い出してニューヨークにて考案したことから、ヴィシソワーズと呼ばれています。そういう意味で米国の創作料理でもフランス語の名前がついたのですね。じゃがいもと玉ねぎの甘みと旨み、牛乳と生クリームとバターによる乳製品の濃い旨み、それを冷やしていただくことの清涼的な旨み。素晴らしいスープです。

材料

3~4人分):

玉ねぎ
1/4個
長ねぎ
10 cm
バター
大1/2
じゃがいも
2~3個
牛乳
500 mL
少々
顆粒コンソメ
小1/2
ベイリーフ
1枚
生クリーム
50 mL
こしょう
小1/8
パセリ
仕上げに乗せる量

調理時間

(冷やす時間を除く)

作り方

  1. 玉ねぎと長ねぎを薄切りにし、バターと共に小鍋に入れて弱火にかけ、じっくり炒める。
  2. じゃがいもは皮をむいて薄切りにして水で洗う。
  3. 玉ねぎの鍋にじゃがいも、牛乳、塩、顆粒コンソメ、葉脈を切断するように折ったベイリーフを入れ、じゃがいもに完全に火が通るまで煮る。
  4. ベイリーフを取り出し、ハンドブレンダーかミキサーにかけて、なめらかにする。
  5. 生クリームとこしょうを加え、味見をして塩加減などを好みに調える。
  6. ザルなどの道具で裏ごしして、冷蔵庫で冷やしてできあがり。
  7. 器によそったらパセリを乗せる。
  8. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 玉ねぎと長ねぎを炒めるときは、茶色くならないように注意します。
  • じゃがいもが生煮えにならないよう、しっかりと煮ることが大事です。
  • 生クリームの分量は好みで加減できます。生クリームを入れないレシピもあるし、この分量で100 mL入れるレシピもあります
  • とろみが濃くなりすぎたら牛乳(あるいは水)で薄めます。
  • 裏ごしは面倒ですが、なめらかさが格段に違うので、是非行います。
  • 基本的には冷製スープですが、温かくして食べることもあります。
  • じゃがいも部分が底に沈みやすいため、器に盛るときは、必ず1回1回全体を混ぜます。

Tips about cuisine

  • 「ヴィシソワーズ」のフランス語での綴りは「Vichyssoise」。
  • 「Vichy」(ヴィシー)は考案したシェフの出身地(フランスの地名)。語尾の「oise」(オワーズ)は、その土地風のという意味。よって「Vichyssoise」(ヴィシソワーズ)は「ヴィシー風の」や「ヴィシーに由来する」という意味で用いられている。
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