シャシュルック
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国
:エストニア料理
-
現地表記
:Šašlõkk(エストニア語)
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概要
:マリネした肉の串焼き
シャシュルックはロシア語のシャシリクと同じ料理で、マリネした肉の串焼きです。味付けが料理の定義に含まれないため、下味には無数のバリエーションがあるのがこの料理の特徴です。とはいえ、やはり人気のある味付けというものはそれなりにあって、このレシピは私がロシアや周辺国において割と頻繁に出会った味を再現しています。それは、玉ねぎと酢と塩を基本のマリネ液とし、こしょうやコリアンダーパウダーで風味をつけて、実は裏技として炭酸水を使ってお肉を柔らかくするというものです。私はこれまでに自分でも様々な味付けのシャシリクを作って食べましたが、このレシピが「No.1シャシリク」です。ものすごく美味しいので大感激! ちなみに肉を取り出したあとに残るたっぷり玉ねぎと漬け汁は、後日スープづくりに有効活用しています。
材料
(2~3人分):
- 玉ねぎ
- 大1/2個
- にんにく
- 2かけ
- かたまり肉(※1)
- 400~500 g
- 酢
- 大2
- 塩
- 小1
- こしょう
- 小1/2
- 砂糖
- 小1/2
- ベイリーフ
- 2枚
- パプリカパウダー
- 小1/2
- コリアンダーパウダー
- 小1/2
- 炭酸水(※2)
- 60 mL
- ※1:かたまり肉は豚肉や牛肉が合います。かたまりがない場合はカレー用肉やトンカツ用肉を使います。
- ※2:炭酸水は無糖のものを使います。
調理時間
:(漬け込む時間や室温に戻す時間を除く)
作り方
:
- <前日>玉ねぎを薄切りにし、にんにくをみじん切りにし、お肉を3~4 cm角くらいに切ってビニール袋に入れる。
- 残りの材料をビニール袋に入れ、全体を均一に混ぜながら手でもみこみ、1晩冷蔵庫に置いておく。
- <当日>お肉を冷蔵庫から出し、何時間か置いてお肉を室温にする(何時間置くかは気温による)。
- 以下のように火を準備し、予熱や熾火の待ち時間に、肉を串に刺す。
- <薪を使うバーベキューの場合>火を起こす場所に、紙、小枝、薪と重ね、紙に火をつける。小枝が燃え、次に薪が燃えるので、薪が大方燃えて下火(熾火)になったら網を乗せて肉を乗せ、途中上下を返し、15分ほど焼く。
- <炭火を使うバーベキューや七輪の場合>着火剤(あるいは紙や小枝)を使って炭の一部に火をつけ、火がついた部位の周囲に他の炭を寄せ、うちわであおいで着火部位を広げる。いったん火が出たのち炎が出なくなったら(熾火)、上に網を乗せて肉を乗せ、途中上下を返し、15分ほど焼く。
- <オーブンの場合>オーブンを高温(例えば220℃や250℃)で予熱する。オーブン天板に肉類を並べて置き、途中上下を返し、15分ほど焼く。
- <魚焼きグリルの場合>魚焼きグリルに肉類を並べて置き、途中上下を返し、10分ほど焼く。オーブンよりも火の通りが早いので注意して観察する。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 通常のマリネであればフタつきのボウルでよいのですが、今回は炭酸の効果を無駄にしないため、ビニール袋を使用しています。
- 薪か炭火で調理すると、スモークのフレーバーがつくので、非常に美味しくなります。
- お肉を取り出したあとに残る玉ねぎや漬け汁は、後日のスープづくりに使うと美味しく有効活用できます。
Tips about cuisine
- 「シャシュルック」のエストニア語(エストニアの公用語)の綴りは「Šašlõkk」。
- 「Šaš」(シャシュ)は串の意味である。よって「Šašlõkk」(シャシュルック)は「串焼き」の意味になる。
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