苦瓜排骨湯(クーグワパイグータン)

  • 台湾料理

  • 現地表記

    :苦瓜排骨湯(中国繁体字)

  • 概要

    :白ゴーヤとスペアリブのスープ

苦瓜排骨湯(クーグワパイグータン)

台湾を旅して初めて「白いゴーヤ」というものを見ました。台湾の友人によると、緑のゴーヤよりもフルーティーで食べやすく、でもゴーヤならではの心地よい苦みもある、台湾では人気野菜なのだそうです。どうやって食べるのかと聞いたところ、排骨(パイグー、骨ごとブツ切りのスペアリブ)と煮てスープにすると教わりました。リブの肉はめちゃくちゃ美味だし、骨をブツ切りにするからこのスープの旨味はすごいものがあります。豚肉と骨の旨味が濃厚だからゴーヤのほろ苦さを受け止めて包み込んでくれ、両者の味が非常によく合うのです。日本ではあまり売られていないかもしれません。でも家庭菜園用の種は割と出回っていて、私はこの料理を作りたくて白ゴーヤの栽培から始めたのでした。
白ゴーヤ

材料

5人分):

豚スペアリブ
350 g前後
1 L
白ゴーヤ(※1)
2本
生姜
500円玉面積3枚
小2/3
  • ※1:白ゴーヤがない場合、味わいは多少変わると思いますが緑ゴーヤで代用できます。

調理時間

(スペアリブを切る時間を含まない)

作り方

  1. もし、骨を切ることができるのなら、スペアリブを3~4 cmの長さに切って排骨を作る(骨を切れない場合は市販のスペアリブのままでよい)。
  2. 排骨/スペアリブを水洗いし、骨のかけらなどを除く。
  3. 鍋に湯を沸かし、排骨/スペアリブを入れ、沸騰したらとろ火にしてフタをして30分ほど煮る。アクが気になる場合は取る。
  4. その間に白ゴーヤを縦2つ割りにし、ワタと種をスプーンなどで取り除き、身を1 cm幅に切る。
  5. 生姜を千切りにする。
  6. 排骨/スペアリブがよく煮えたら白ゴーヤ、生姜、塩を加え、さらに15分ほど煮込む。
  7. 味見をして、塩加減などを好みで調えて出来上がり。
  8. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • もし骨を切る場合、刃がかけても惜しくない出刃包丁、斧、骨切りばさみなどを使います。その際骨のかけらが交ざらないように注意します。
  • 最初に排骨/スペアリブを煮込んでよくダシを取ってから、ゴーヤを入れています。
  • 排骨/スペアリブをよく煮込むと骨離れがよくなって美味しいです。
  • 現地では干し魚や酒や砂糖を入れるレシピもあります。
  • 味見をして旨味が足りないと思うときは好みで味の素や鶏がらスープの素を追加してよいです。

Tips about cuisine

  • 「苦瓜排骨湯」(クーグワパイグータン)のピンインは「kǔ guā pái gǔ tāng」。
  • 「苦瓜排骨湯」を簡体字で表記すると「苦瓜排骨汤」。
  • 「苦瓜」(クーグワ)はゴーヤ、「排骨」(パイグー)はブツ切りスペアリブ(肉付き豚あばら骨)、「湯」(タン)はスープの意味。よって「苦瓜排骨湯」(クーグワパイグータン)は「ゴーヤとスペアリブのスープ」の意味になる。
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