サンバル

  • インド料理

  • 現地表記

    :சாம்பார்(タミル語)

  • 概要

    :豆と野菜入りのスパイシースープ

サンバル

さあ、とうとう南インド料理の真骨頂の代表が登場です!! サンバルは豆や野菜を水分多く、いわゆる「しゃぱしゃぱ」に煮たもので、スパイスの複合的な香りと酸味と辛味が揃って、暑い夏の納涼スープに最適です。しかし寒い冬に体を温めるスープとしても使えます。現地ではごはんにあわせて食べるので、日本の食卓にも取り入れやすいのではないかと思います。しかしまあ、材料にスパイスの種類が多いこと多いこと!!健康増進まちがいなし!!とは過言かもしれませんが、健康になれる気がするし、病は気から&健康も気からという言葉は確かだと思うから、やっぱりこの料理は健康増進まちがいなしですね(^。^)

材料

8人分):

キマメ(※1)
1/2C
玉ねぎ
1/2個
トマト
1/2個
にんにく
1かけ
生姜
にんにくと同量
その他野菜(※2)
刻んで1C(※2)
クミンシード
小1/2
マスタードシード
小1/2
カレーリーフ(※3)
10枚
鷹の爪
1本
フェヌグリーク(※4)
10粒
サラダ油
大1
ターメリック
小1/2
カイエンペパー
小1/4
ヒン(※4)
耳かき1/2杯程度
小1/2
600mL
コリアンダーパウダー
小2
こしょう
小1/2
クミンパウダー
小1/5
タマリンドペースト(※5)
小1/2
黒糖
小1/2
パクチーの葉
刻んで大1
  • ※1:キマメは現地でトゥールダル等と呼ばれる黄色い豆です。ない場合はレンズマメや黄色いエンドウマメや皮をむいた緑豆で代用します。
  • ※2:その他野菜は、オクラ、セロリ、大根、ナス、ハヤトウリ、ピーマンなど、さまざまなものを使うことができます。
  • ※3:カレーリーフ10枚はベイリーフ1枚で代用してもよいです。
  • ※4:フェヌグリークシードやヒンはインド料理食材店で調達可能です。ない場合は省きます。
  • ※5:タマリンドペーストがない場合は、レモン果汁大さじ1~2で代用します。

調理時間

:1 時間(豆を戻す時間を除く)

作り方

  1. キマメをたっぷりの水(分量外)に1晩漬けておく。豆の戻し汁は後で使うので捨てないでおく。
  2. 【野菜準備】玉ねぎを粗みじん切りにし、トマトを粗く刻み、にんにくと生姜をみじん切りにし、1つのボウルに入れておく。その他野菜類を一口サイズより小さいサイズに刻み、別のボウルに入れておく。
  3. 【テンパリングスパイス】クミンシード、マスタードシード、カレーリーフ、鷹の爪、フェヌグリークシードを小皿に盛り合わせておき、スープを煮る圧力鍋にサラダ油を入れて強火で熱し、煙が立ち始めた頃にスパイスを一気に入れて混ぜ、スパイスがパチパチとはじけてきたら玉ねぎが入ったボウルの中身を加え、炒める。
  4. ターメリックパウダー、カイエンペパーパウダー、ヒン、塩を加えて更に炒める。
  5. 具にしっかり火が通ったら、その他野菜、水、豆の戻し汁100mLを加えて沸騰させ、フタをして圧力をかけて30分煮る。圧力鍋でない場合はフタをして豆が煮えるまで弱火で煮る。
  6. 【サンバルパウダー準備】コリアンダーパウダー、こしょう、クミンパウダーを小皿に盛り合わせておく。
  7. 鍋のフタをあけ、豆がよく煮えていることを確認し、サンバルパウダー、タマリンドペースト、黒糖を入れて混ぜ、味見をして塩加減や辛さ加減、酸味加減などを好みに調える。
  8. パクチーの葉を刻んで仕上げに混ぜ込む。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • キマメは圧力鍋で煮るほうがよく煮えるので、あれば圧力鍋を使います。圧力鍋がない場合は、調理時間をより長くすることでキマメをしっかりと煮ます。
  • 最後に味見をするときは、塩気は弱く、辛味と酸味が感じられ、全体が水分でしゃぱしゃぱしているような出来映えを目指します。
  • 辛いのが苦手な場合は、煮込む前に唐辛子を取り出します。

Tips about cuisine

  • 「サンバル」のタミル語(南インドの主要言語)での綴りは「சாம்பார்」。
  • 「சாம்பார்」の音価を英語アルファベットで表記すると「Sambhar」。


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