カルヌドゥポルコアアレンテージャーナ

  • ポルトガル料理

  • 現地表記

    :Carne de porco à alentejana(ポルトガル語)

  • 概要

    :豚肉とアサリの蒸し煮

カルヌドゥポルコアアレンテージャーナ

これは南欧ポルトガルのとっても美味しい豚肉とあさりの料理です。ポルトガルは料理にパプリカをよく用い、料理が赤いのが一つの特徴で、明るみのある料理ゆえ、美味しそうに見えます。豚肉とアサリを一緒に調理するって日本の料理にはなかなかない発想かもしれませんが、両方から異なる味わいの二つの出汁が出て、これはとっても美味しいんですよ。ご飯にもパンにもパスタにもよく合いますし、冷えた白ワインなどと一緒にどうぞ。レモンと香菜(コリアンダーの葉)の風味がさわやかに食べさせてくれます。

材料

2人分):

アサリ(殻つき)
200g
豚肉(※1)
200g
小1/2
こしょう
小1/2
パプリカパウダー
大1
ベイリーフ
1枚
玉ねぎ
1/2個
にんにく
1かけ
オリーブオイル
大2
白ワイン
1/2C
レモン果汁
大1~大1.5
コリアンダーの葉
好みで少々
  • ※1:豚肉はロースやヒレがよいです。

調理時間

:50 分(砂抜きとマリネの時間を30分とした場合)

作り方

  1. アサリを塩水(分量外)につけて、砂を吐かせておく。
  2. 豚肉を2cm角に切ってボウルに入れ、塩、こしょう、パプリカパウダー、2つに切ったベイリーフを加え、調味料が均一になじむよう軽く混ぜる。
  3. (砂抜きと豚肉マリネでこの間30分以上置いておく)
  4. 玉ねぎとにんにくをみじん切りにする。
  5. フタつきの小鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎとにんにくを入れて弱めの中火で泳がせるように火を通し、色が変わり始めて香りが出たら、マリネした豚肉を入れて火力を上げ、豚肉に火を通す。
  6. アサリをザルにあげて水が落ちなくなったら小鍋に加え、白ワインを加え、軽く混ぜたらフタをして弱火にし、蒸し煮にする。
  7. 2分後あるいはアサリの口が開いたら、火を止めてレモン果汁を入れて混ぜ、味見をして塩加減や酸味などを好みに調える。
  8. みじん切りにしたコリアンダーの葉を散らす。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 豚肉に塩や香辛料をまぶしたら、3時間置くと良い味になります。
  • アサリの口が開いたら、アサリの身が縮みすぎるのを防ぐためにすぐに火を止めます。
  • ポルトガル料理にはパプリカパウダーがよく使われ、料理が赤みがかるものが多いので、このレシピでもパプリカパウダーを多く使っています。

Tips about cuisine

  • 「カルヌドゥポルコアアレンテージャーナ」のポルトガル語(ポルトガルの公用語)の綴りは「Carne de porco à alentejana」。
  • 「カルヌ」(Carne)は肉、「ドゥ」(de)は英語の「of」、「ポルコ」(porco)は豚。「à」は方向性を指す単語で、「アアレンテージャーナ」(à alentejana)は「アレンテージョ地方の」という意味になる。よって「Carne de porco à alentejana」(カルヌドゥポルコアアレンテージャーナ)は「豚肉のアレンテージョ風料理」という意味になる。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
禁止事項
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。