ヘナキスアシツァラマス
-
国
:マダガスカル料理
-
現地表記
:Hena kisoa sy tsaramaso(マダガスカル語)
-
概要
:豚肉と白インゲン豆の煮込み
マダガスカルを旅すると、割とどこで食べても同じようなメニューに出会います。この白インゲン豆の煮込みもよく食堂のメニューに書いてあって、マダガスカルでよく食べられている国民食なのだと思ったものです。豚肉の旨味が豆になじんだものはなかなか美味しいです。マダガスカルは1皿に入るおかずの量が少ないので、この作成量も少なめです。塩味を比較的しっかりつけ、ごはんをもりもり食べると、マダガスカルの食文化の理解の一端にもなるのではないかと思います。また、元フランス領の国でフランスパンもよく食べられているので、フランスパンと一緒に食べるのもこれまた美味しいです。
材料
(2人分):
- 白インゲン豆
- ゆでたものを1/2C(※1)
- 豚薄切り肉(※2)
- 白インゲン豆と同体積
- トマト
- 1個
- 玉ねぎ
- 1個
- にんにく
- 1かけ
- サラダ油
- 大1/2
- 水
- 300mL
- こしょう
- 少々
- コリアンダーパウダー
- 少々
- 塩
- 小1/3~小1(※3)
- ※1:白インゲン豆は水煮の缶詰を使うと調理が簡単です。
- ※2:豚肉はコマ切れ肉でよいです。
- ※3:塩加減が強すぎると台無しなので、小1/3くらいから加えて味見で調整します。
調理時間
:20 分(白インゲン豆を戻して煮る時間を除く)
作り方
:
- (白インゲン豆を乾燥豆から煮る場合、1晩水に浸け、30分くらいゆでる。)
- にんにくをみじん切りにし、玉ねぎを粗みじん切りにし、豚薄切り肉を2cm角くらいに切り、トマトを2cm角に切る。
- フライパンに油を入れて加熱し、にんにく、玉ねぎ、豚肉、トマトを入れ、トマトを潰しながら炒める。
- 白インゲン豆を入れて更に炒める。
- 水、こしょう、コリアンダーパウダー、塩少々を入れて、全体を混ぜながら数分間煮る。
- 水分が割と飛び、煮詰まってもったりとしてきたら、味見をして塩加減を調える。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- コリアンダーパウダーがなければ省いてよいです。しかしあればベースの旨味が増します。
- 生のトマトの代わりに、トマト缶(ホール)のトマトを使ってもよいです。
- 生姜をおろして少々加えるレシピもあります。
- 最初から塩を入れすぎると取り返しがつかなくなるので、最初は塩を小さじ1/3くらい入れておき、煮詰まった頃に味見をして塩加減を調えます。
- 塩加減は、ごはんをもりもり食べる場合はやや強めにし、他におかずがあれば控えめにするなど、好みで加減します。
- フランスパンと一緒に食べる場合、パンに塗るバターを兼ねて、サラダ油を多めに入れてもよいです。
Tips about cuisine
- ヘナキスアシツァラマスのマダガスカル語(マダガスカルの公用語)の綴りは「Hena kisoa sy tsaramaso」。
- マダガスカル語では「o」は「ウ」の音になるため、「kisoa」は「キスア」、「tsaramaso」は「ツァラマス」の音に近くなる。
- 「Hena」(ヘナ)は肉、「Kisoa」(キスア)は豚、よって「Hena kisoa」(ヘナキスア)は豚肉の意味である。そして「Sy」(シ)は英語のwith、「Tsaramaso」(ツァラマス)は白インゲン豆を意味する。よって「Hena kisoa sy tsaramaso」(ヘナキスアシツァラマス)は「豚肉とインゲン豆の料理」のような意味になる。
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