ムサッハン

  • パレスチナ料理

  • 現地表記

    :مسخن(アラビア語)

  • 概要

    :鶏のソマック焼き

ムサッハン

イスラエル・パレスチナの地には、パレスチナ人が古くから作ってきた、ムサッハンという鶏料理があります。ソマックという、日本の「ゆかり」に似た酸味ある粉末をたっぷりかけた、エキゾチックな味わいの至極美味たる一品です。パレスチナでこの料理をふるまわれることは、大変名誉なことであると言われています。

材料

4~8人分):

鶏肉(※1)
500gくらい
オリーブオイル
大1
玉ねぎ
中2個
シナモンスティック
少々
ベイリーフ
1、2枚
クローブ粒
2本
カルダモン粒
さやのまま2、3粒
小2/3
1カップ
ホブズ(※2)
直径25cmくらいのを1枚
ソマック(※3)
大2
ナッツ
好きな量
  • ※1:足など好きな部位でよい。
  • ※2:ホブズは、ピザ生地を焼くように作ればよいですし、市販のピザ生地が使えます。
  • ※3:日本のゆかりに似た西アジアのパウダー香辛料。ない場合は、省くよりも、ゆかりをふりかけるほうが似た味わいになります。

調理時間

:1 時間 30 分

作り方

  1. 玉ねぎを2cm角に切る。
  2. カルダモン粒のさやにキッチンばさみで切れ目を少し入れる。
  3. 鶏肉が入るサイズの鍋にオリーブオイルと玉ねぎ角切り1個分を入れて、シナモンスティック、ベイリーフ、クローブ粒、カルダモン粒、塩、水を入れて、ふたをして弱火で30分ほど煮る。
  4. チキンを取り出し、スープの味見をし、味が薄いようなら塩や鶏がらスープの素でしっかりしたスープの味にする。
  5. ホブズを円形の皿の上に乗せ、スープをかけてしみこませる。
  6. チキンをホブズの上に乗せ、残りの玉ねぎ角切り1個分を乗せ、ソマックをふりかける。
  7. チキンの乗ったホブズを高温のオーブンに入れ、チキンに焦げ目がつきはじめるくらいまで焼く。
  8. 仕上げに砕いたナッツを散らしてできあがり。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 仕上げにさらに刻んだコリアンダーの葉を散らすこともあります。

Tips about cuisine

  • パレスチナの言葉(アラブ語)で、ムサッハン、ムッサハハンなどと呼ばれる。
  • ムサッハンをアラビア語で表すと、「مسخن」となる。
  • ムサッハンを英語アルファベットで表すと例えば「Musakhan」や「Musakhkhan」のようになる。
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