ヘンツェダチ
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国
:ブータン料理
-
現地表記
:Huentse datshi(ゾンカ語のワイリー式表記)
-
概要
:ほうれんそうと唐辛子のチーズ絡め
「パラックパニールって、同じ文化なのだ」と、これを食べたとき思った。ほうれん草とチーズの味がする汁がご飯にからむとびっくりするほど美味しい。カルシウムを摂取できる乳製品は、ヤクや牛などの生乳を供給する動物とともに生きる人々には、なくてはならない食材だったのだろう。素晴らしい味わいの一皿です。なお、農薬を使ったほうれん草はえぐみが強いと思うので、家庭菜園のほうれん草や、農家の自家栽培のほうれん草を分けてもらって作ると良いですね。
材料
(2人分):
- ほうれん草
- 100 g
- 水
- 100 mL
- 鷹の爪
- 1本
- サラダ油
- 大2
- 塩
- ひとつまみ
- とけるチーズ
- 20 g
調理時間
:
作り方
:
- ほうれん草の根を落とし、水洗いして砂を落とす。
- フタができる小鍋にほうれん草と水と鷹の爪とサラダ油を入れて強火でぐつぐつ煮る。
- 水が半分ほどに減ったら、塩とチーズを入れ、フタをして弱火で蒸らすように煮る。
- 30秒ほど経ってフタをあけてみて、チーズが融けていたらできあがり。融けていなかったらフタをし直してもうしばらく待つ。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 農薬を使ったほうれんそうはえぐみが強いと思うので、家庭菜園のほうれん草や、農家の自家栽培のほうれん草を分けてもらって作るとよいです。
- ほうれん草の量に応じて全体の分量を合わせればよいです。ほうれんそうと水は同量くらいを目安にするとよいです。
- ほうれん草の根っこは美味しいので、切り落とした根っこはとっておいて、おひたしなどにするとよいです。
- 煮るときに油を入れるのは、標高の高いブータンでは低い気圧でも煮ることができるようにするためなので、カロリーが気になる場合は減らすことができます。
- 日本ではほうれん草を下ゆですることが多いので、気になる場合は下ゆでしてもよいと思います。
- 丸ごと唐辛子でない場合(輪切りやパウダーなど)は、唐辛子の辛さが強く出るので、辛い物が苦手な場合は量を減らすか、省くとよいです。
Tips about cuisine
- 「ヘンツェダツィ」は、ゾンカ語(ブータンの公用語)のワイリー式(チベット系文字のゾンカ語をラテン系アルファベットで表記する方式)の標記で、「Huentse datshi」。
- 「ヘンツェ」はほうれんそう、「ダツィ」はチーズの意味。
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