ペッポウジョ

  • ミャンマー料理

  • 現地表記

    :ပဲပုတ်ကြော်(ビルマ語)

  • 概要

    :納豆の香辛料炒め

ペッポウジョ

ああ・・・、楽しかったなあ、鎖国からまだ明けきらないミャンマーの旅。これはミャンマーの市場でなんと納豆を見つけ、宿のミャンマー人おばさんに頼んで作ってもらったミャンマー料理です。ミャンマー料理のおかずの基本は、具をスパイスと油で炒め煮にするような料理です。スパイスとはいってもインドのカレー系統とは違う、ミャンマーらしい、シンプルに唐辛子とターメリックであらゆる具を美味しくしてくれます。この料理の素晴らしいところは、納豆が油とスパイスで炒められることで納豆のネバネバがなくなり、ネバネバがサクサクに変わって、美味しいのです。この料理を作ってくれたミャンマー人おばさんは私に白いごはんを分けてくれたっけ。この美味しい納豆炒めを味わわせてくれるために。

材料

3人分):

サラダ油
大2
納豆
100 g
ターメリック
小1/3
小1/4
味の素(※1)
少々
粗挽き唐辛子
小1/4
  • ※1:味の素の使用は任意ですが入れると現地の味に近くなります。

調理時間

作り方

  1. 小さなフライパンにサラダ油を入れて熱し、納豆を加えて菜箸で混ぜながら炒める。
  2. ターメリックパウダー、塩、味の素を入れて更によく炒める。
  3. 粗挽き唐辛子を加えて更によく炒める。
  4. 納豆のねばねばがサクサクした感じになったら味見をし、塩加減やスパイス加減を好みに調えて出来上がり。
  5. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 現地ではピーナッツオイルをよく使います。あれば使うとよいです。
  • 小口切りの青唐辛子を加えるレシピもあります。

Tips about cuisine

  • 「ペッポウジョ」のビルマ語(ミャンマーの公用語)の綴りは「ပဲပုတ်ကြော်」。
  • 「ပဲပုတ်」(ペッポウ)は大豆や納豆の意味。「ကြော်」(チョ)は炒めるという意味で、前のペッポウを受けて「ジョ」に変化している(日本語でわさび+しょうゆ→わさびじょうゆになるような変化がビルマ語にも存在する)。よって「ပဲပုတ်ကြော်」(ペッポウジョ)は「納豆の炒め物」のような意味になる。
  • 「ပဲ」(ペ)は「ပ」がpで「ဲ」が「エ」。「ပုတ်」(ポウ)は「ပ」がpで「ုတ်」が「オウ」(オウッ)。「ကြော်」(チョ)は「က」がkで「ြ」がyで「ော်」が「オ」だが、ビルマ語にはキャキュキョの音がなく「ky」の子音は「チャチュチョ」の音になるため、「ကြော်」は「チョ」になる。
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