サンバル
-
国
-
現地表記
:சாம்பார(タミル語)、സാമ്പാർ(マラヤーラム語)、ಸಾಂಬಾರು(カンナダ語)、సాంబారు(テルグ語)、सांभर(ヒンディー語)、Sambar(英語)
-
概要
:野菜と香辛料入りの豆ポタージュ
このサンバルレシピは、サンバルパウダーを使わない簡易バージョンです。本格バージョンのサンバルのレシピは≫こちらでご覧いただけます。サンバルは南インドを代表する料理として知られ、豆がしっかりとよく砕けたほくほくポタージュに野菜が多く入り、南インドでは家庭料理の定番として、それからターリやミールスなどの食事盛り合わせの一品として、かなり普遍的に食べられます。しかし別途サンバルパウダーを作ってから調理する本格タイプはサンバルパウダーを持っていないと作りにくいから、このページでは、サンバルパウダーを持っていなくても作れる簡易版として、しかしそれでも美味しく調理が成功したときのレシピを掲載しています。
材料
(8人分):
- キマメ(※1)
- 1/2 C
- 玉ねぎ
- 1/2個
- トマト
- 1/2個
- にんにく
- 1かけ
- 生姜
- にんにくと同量
- その他野菜(※2)
- 刻んで1C(※2)
- クミンシード
- 小1/2
- マスタードシード
- 小1/2
- カレーリーフ(※3)
- 5枚
- 鷹の爪
- 1本
- フェヌグリーク(※4)
- 10粒
- サラダ油
- 大1
- ターメリック
- 小1/2
- カイエンペパー
- 小1/4
- ヒン(※4)
- 耳かき1/2杯程度
- 塩
- 小1/2
- 水
- 600 mL
- コリアンダーパウダー
- 小2
- こしょう
- 小1/3
- クミンパウダー
- 小1/5
- タマリンドペースト(※5)
- 小1/2
- 黒糖
- 小1/2
- パクチーの葉
- 刻んで大1
- ※1:キマメは現地でトゥールダル等と呼ばれる黄色い豆です。ない場合はレンズマメや黄色いエンドウマメや皮をむいた緑豆で代用します。
- ※2:その他野菜は、オクラ、セロリ、大根、ナス、ハヤトウリ、ズッキーニなど、さまざまなものを使うことができます。
- ※3:カレーリーフ5枚はベイリーフ1枚で代用してもよいです。
- ※4:フェヌグリークシードやヒンはインド料理食材店で調達可能です。ない場合は省きます。
- ※5:タマリンドペーストがない場合は、レモン果汁大さじ1くらいで代用します。
調理時間
:(豆を戻す時間を除く)
作り方
:
- キマメをたっぷりの水(分量外)に漬けておく(1晩浸けるとよい)。
- 【野菜準備】玉ねぎを粗みじん切りにし、トマトを粗く刻み、にんにくと生姜をみじん切りにし、1つのボウルに入れておく。その他野菜類を一口サイズより小さいサイズに刻み、別のボウルに入れておく。
- 【テンパリングスパイス】クミンシード、マスタードシード、カレーリーフ、鷹の爪、フェヌグリークシードを小皿に盛り合わせておき、スープを煮る圧力鍋にサラダ油を入れて強火で熱し、煙が立ち始めた頃にスパイスを一気に入れて混ぜ、スパイスがパチパチとはじけてきたら玉ねぎが入ったボウルの中身を加え、炒める。
- ターメリックパウダー、カイエンペパーパウダー、ヒン、塩を加えて更に炒める。
- 具にしっかり火が通ったら、その他野菜、水、豆の戻し汁100 mLを加えて沸騰させ、フタをして圧力をかけて30分煮る。圧力鍋でない場合はフタをして豆が煮えるまで弱火で煮る。
- コリアンダーパウダー、こしょう、クミンパウダーを小皿に盛り合わせてスパイスミックスにしておく。
- 鍋のフタをあけ、豆がよく煮えていることを確認し、スパイスミックス、タマリンドペースト、黒糖を入れて混ぜ、味見をして塩加減や辛さ加減、酸味加減などを好みに調える。
- パクチーの葉を刻んで仕上げに混ぜ込む。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- このサンバルのレシピは使うスパイスの種類も少ない簡易版です。本格バージョンのサンバルのレシピは≫こちらでご覧いただけます。
- キマメは圧力鍋で煮るほうがよく煮えるので、あれば圧力鍋を使います。圧力鍋がない場合は、調理時間をより長くすることでキマメをしっかりと煮ます。
- 最後に味見をするときは、塩味や辛味や酸味よりも豆や野菜の旨味が主体に感じられるような味付けにします。全体が水分でしゃぱしゃぱしているような出来映えを目指します。
Tips about cuisine
- 「サンバル」のインドでの綴りは、ヒンディー語(インドの公用語)で「सांबार」、タミル語(インドのタミルナード州で話者が多い言語、スリランカとシンガポールの公用語)で「சாம்பார 」、カンナダ語(インドのカルナータカ州で話者が多い言語)で「ಸಾಂಬಾರು」、マラヤーラム語(インドのケララ州で話者が多い言語)で「സാമ്പാർ」、テルグ語(アーンドラプラデシュ州やテランガーナ州で話者が多い言語)で「సాంబారు」。
- 「サンバル」を英語アルファベット表記にすると「Sambar」などになる。
- 「サンバル」は日本語発音だとマレーシア料理などのサンバル(辛味調味料、Sambal)と同じ音になってしまうが、英語話者など外国人は「Sambar」と「Sambal」の音を識別できるので、混同されないことも多い。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
【出典URL付記やリンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
【事前連絡と出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
【事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
【禁止事項】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
【出典URL付記やリンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
【事前連絡と出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
【事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
【禁止事項】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。