オジンオピンデト
豆を水に浸けて、じっくり膨らませて、それからミキサーで挽く。これは時間を贅沢にかけて作る、贅沢に美味しい料理の1つです。豆を挽いたものを生地にして焼く料理になかなか触れる機会がないけれど、作り方はホットケーキと似ていて、好きな具を入れて焼くと美味しいです。
材料
(4人分):
- 緑豆(※1)
- 150mL
- 水
- 130mL
- 薄力粉
- 大3
- 塩
- 小1/3
- 卵
- 1個
- キムチ
- 50g
- イカ(※2)
- 小1はい
- サラダ油
- 適量
- 青唐辛子(※3)
- 1本
- 赤唐辛子(※3)
- 1本
<タレ1・コチュジャンのタレ>
- コチュジャン
- 大2
- 砂糖
- 小1/2
- 酢
- 小2
- 白ごま
- 少々
<タレ2・醤油のタレ>
- 醤油
- 大2
- 水
- 大1
- 白ごま
- 少々
- ※1:今回は皮つきの緑豆使用。
- ※2:料理名のオジンオはイカという意味なので、このレシピではイカを具にしたピンデトを作っています。ニラやその他海鮮など、イカ以外の具を使って作るピンデトはオジンオピンデトとは呼べなくなりますが、好きな具を入れて作ってよいです。
- ※3:青唐辛子と赤唐辛子がなければ省いてもよいです。赤唐辛子のみ鷹の爪で代用してもよいです。
調理時間
:1 時間(緑豆を水に浸ける時間を除く)
作り方
:
- 緑豆をたっぷりの水(分量外)に浸け、1晩置く。
- 米を研ぐように緑豆に力を加えると緑色の皮がむけ、上澄みの水を流すと皮も除去できる。これを繰り返してすべての皮を除去する。
- 緑豆の水気を切り、ミキサーに入れ、水を加えてなめらかになるまで撹拌する。
- ミキサーの中身をボウルに入れ、薄力粉、塩、卵を加えて均一に混ぜる。生地をより硬くしたい場合は薄力粉を追加する。
- キムチの水分を絞って粗く刻んだものと、イカを食べやすいサイズに切ったものを生地に加える。
- 青唐辛子と赤唐辛子を斜め薄切りにしておく。
- 直径15cmくらいの小さめのフライパンを加熱し、油を薄く敷き、お玉1杯の生地を流し入れ、表面中央に赤唐辛子と青唐辛子の薄切りを乗せ、裏面を焼く。
- ゆすって動くようになったらヘラを使ってきれいにひっくり返し、反対の面を焼く。
- 残りの生地を同様に焼く。
- 焼いている間に、タレの材料をそれぞれ混ぜておく。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- このレシピでは皮つきの緑豆を使いました。皮つきを使うのが最も風味がよいと思います。皮なしを使う場合は皮をむく工程を省きます。
- 薄力粉を加えると焼きやすくなるので、このレシピでは薄力粉を加えています。
- フライパンの大きさが違えば出来るピンデトのサイズが変わり、1回に加える生地の量が変われば出来るピンデトの厚さが変わり、いずれにしても作れる枚数が変わります。この写真のように薄く作るのが美味しいと思うし、中や具が生焼けになる失敗もないので、最初は薄く作るとよいと思います。
Tips about cuisine
- オジンオピンデトのハングル文字・チョソングル文字(韓国や北朝鮮の文字)での綴りは「오징어빈대떡」。
- 「오징어」(オジンオ)は「イカ」の意味、「빈대떡」(ピンデト)は緑豆を使って作るお焼きの意味。よって「오징어빈대떡」(オジンオピンデト)は「イカ入りの緑豆の生地のお焼き」のような意味になる。
- 「오징어빈대떡」を英語アルファベット表記にすると、「Ojing-eo Bindae-tteok」のようになる。
- 「빈」(ピン)は中国簡体字の「饼」(bǐng)、つまり粉もの料理の意味である。
- ピンデトは、現在の北朝鮮の、平壌を中心とする平安道の発祥の料理と言われる。
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