バンジャンボラニ

アフガニスタン料理、ナス炒めのヨーグルトソース。

バンジャンボラニ

アフガニスタンはペルシャ(イラン)の文化圏で、ヨーグルトの和え物をボラニと言います。バンジャン(ナス)を使ったボラニは、アフガニスタン料理の代表選手でもあります。トマトをトマトソースに変えたり、トマトミートソースにするバージョンもありますが、トマトなしのレシピもあります。塩を一切使わないのにものすごく美味しい。減塩レシピの優等生♪
材料(2~4人分):

なす・・・中2本
・・・大2~3(好きならもっと多くても良い)
トマト・・・中1個
ミント・・・乾燥したものを好きな量
ヨーグルト・・・1カップ(なるべく乳清を取らないように)
にんにく・・・小1かけ
調理時間:20 分
作り方:

  1. フライパンに油を敷き、ナスを輪切りにしたものを敷き詰めて両面じっくり炒める。
  2. 炒めている間にトマトを薄くスライスする。
  3. 炒めている間ににんにくをすりおろし、ヨーグルトに混ぜる。
  4. 火が通ってしんなりしてきたナスをお皿に並べ、トマトを乗せ、にんにくヨーグルトをかけ、ドライミントを散らす。
  5. Enjoy!
こつは:
・トマトは料理の味出しになっているので好まれる。私はフレッシュトマトをたまたま使ったけれど、トマトミートソースを使うレシピが多い。
・トマトソースの代わりにケチャップを使ってもよいのだけれど、そうすると味がケチャップ支配的になってしまい、自然の味から離れてしまう。
・ドライミントはアフガニスタン料理では割とよく使われる。なくてもいい。アフガニスタン北部ではディルを栽培、アフガニスタン南部ではコリアンダー(パクチー)を栽培していたりするので、そういう他のハーブで良い。ただひたすら生命力が強いミントは、農耕にあまり適さないアフガニスタンの国土を表わす食材であると思うので、私はミントをやっぱり使いたい♪ この写真ではフレッシュコリアンダーとダブルで散らしています。

Tips about cuisine

・ペルシャ圏でボラニとはヨーグルトの和え物を指す。
アフガニスタンでボラニと言うと、ナン生地にゆでじゃがを挟んで平らにしたお焼きを指す場合もある。
・周辺国ではナスは「バジンジャン」だがアフガニスタンではジが無音となるので「バンジャン」。
・にんにくヨーグルトは、例えばギリシャのザジキなど、西アジア~オスマントルコ圏では割と定番。それだけ美味しくて皆に好まれているってことね。

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