ベルベレ

  • エチオピア料理

  • 現地表記

    :በርበሬ(アムハラ語)

  • 概要

    :辛味の強いスパイスミックス

ベルベレ

大好きなエチオピアの旅。独特の文化は強烈でもあり、行けば好きな人と嫌いな人に分かれるのだと思うけど、私は世界の国々でも5本の指に入るくらい、筆頭格に好きな国です。エチオピア料理は平らな皿に薄焼きの主食が敷かれ、その上に多様な料理が盛られることが多いのですが、よく添えてあるのが、ベルベレやバルバレと呼ばれる辛味の強いスパイスミックスです。唐辛子を含むので確かに辛いのだけど、パプリカの甘み、ジンジャーの旨味、そのほかの微量のスパイスの出しゃばらない香りなどが料理を大変美味しくしてくれます。なおターメリックやクミンが入らないので、カレー粉とはまったく違う調味料です。また現地にはペーストタイプとパウダータイプがあるのですが、ここでは作りやすいパウダータイプのレシピを掲載します。作りやすいんですよ、混ぜるだけだから♪

材料

出来上がり約大さじ3杯分):

パプリカパウダー
大1.5
カイエンペパー
小2
ジンジャー
小1
コリアンダー
小2/3
カルダモン
小1/3
こしょう
小1/5
ナツメグ
小1/10
シナモン
小1/10
オールスパイス
小1/10
クローブ
小1/10
フェヌグリーク
小1/10弱

調理時間

(冷ます時間を除く)

作り方

  1. スパイスはすべてパウダータイプのものを用意し、小さなフライパンに入れる。
  2. 中を混ぜながら中火で加熱し、少し煙が立ったら火を止める。
  3. 冷めたら小瓶に入れて保存する。
  4. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • スパイスの配合は作り手により様々で、ここでは私が現地で体験したものを基準として、レシピの一例を掲載しました。
  • スパイスはすべてパウダータイプのものを用意すると、粗い粒がなくて使いやすく食べやすく、調製も大変に簡単です。
  • 作業中は換気扇を回しましょう(炒ったときの揮発成分が自分の目や鼻に入ってくると危ないので)。

Tips about cuisine

  • 「ベルベレ」のアムハラ語(エチオピアの公用語)の綴りは「በርበሬ」。
  • 「በርበሬ」の音価は「bə rɨ bə re」で、ここで「ə」(äと書かれることもある)は口をあまりあけないア、「ɨ」は口をもっとあけないアでウに近い音。よって「በርበሬ」はバルバレの音が近い。しかしアムハラ語にはアに最も近いアやエに最も近いエが別途存在するため、バルバレでもベルベレでもなくそれらの中間的なあいまいな音になるため、日本語でバルバレと書いてもベルベレと書いても、一応の正解にはなる。
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