カルネアドバーダ

  • グアテマラ料理

  • 現地表記

    :Carne Adobada(スペイン語)

  • 概要

    :トマトやハーブ調味料マリネ肉を焼いたもの

カルネアドバーダ

スペイン語の動詞adobar(アドバル)は「マリネする」や「漬ける」という意味を持ちますが、これがアドバド(adobado)と過去分詞形になると「マリネした」や「漬けた」を意味するようになります。これがそのままアドバド(adobado)という料理名になりました。achiote(アチョーテ)というベニノキの実でマリネして真っ赤になった豚肉を焼いたもので、ジューシーさが美味しいです。

材料

2人分):

トンカツ用の豚肉
2枚
大1/2
トマトピューレ
大1
乾燥オレガノ
小1/2
にんにくチューブ
小1
アチョーテ(※1)
小1
鷹の爪
1本
サラダ油
大1
  • ※1:アチョーテは現地でよく使われるベニノキの実です。ない場合は少量の食紅で代用します。

調理時間

(肉をマリネする時間を除く)

作り方

  1. (豚肉が焼けたときに反らないほうが好みなら、最初に筋切りしておく。)
  2. 豚肉以外の材料を全てバットかビニール袋に入れて混ぜ、豚肉を入れ、表裏まんべんなくまぶす。
  3. バットの場合は気密になるようラップかフタをし、ビニール袋の場合は口を閉じ、冷蔵庫に半日~1日置いておく。
  4. フライパンに調味料ごと入れて強火で熱し、焦げ付かないように調味料を底から返しながら、豚肉に火が通るまで煮絡める。
  5. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 豚肉の筋切りはしなくてもよいです。その場合仕上がりの豚肉が反って湾曲しますが、私が現地で食べたものも反っていました。
  • この料理はアチョーテの種子から得られる赤い色が身上なので、アチョーテがない場合は食紅などで赤を足すと良いです。
  • 煮汁がとろっとこってりと絡まるのが美味しいので、焦がさないように注意します。
  • 豚肉も、豚肉を漬け込んだ煮汁も、完全に火を通すこと。
  • 鷹の爪を煮込むと辛さが出るので、辛さを控えたい場合は途中ないし最初に取り除きます。

Tips about cuisine

  • 「カルネアドバーダ」のスペイン語(グアテマラの公用語)の綴りは「Carne Adobada」。
  • 「Carne」(カルネ)は肉、「Adobada」(アドバダ)は、「マリネする」や「漬ける」という意味を持つ動詞adobar(アドバル)が過去分詞形になって「Adobado」(アドバド)になり、カルネが女性名詞であることに伴って末尾が「a」になるように語尾変化して「Adobada」(アドバダ)になったもので、「マリネした」や「漬けた」を意味する。よって「カルネアドバーダ」(Carne Adobada)は「マリネした肉」のような意味になる。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
禁止事項
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。