ティアンドレギュム

  • フランス料理、モナコ料理

  • 現地表記

    :Tian de légumes(フランス語)

  • 概要

    :薄切りの夏野菜のオーブン焼き

ティアンドレギュム

わあ美味しそう!!夏の陽光に満ち溢れる南仏らしさ溢れる素敵な料理!! ティアンは素焼きの容器や大皿のことで、ナス、トマト、玉ねぎ、ズッキーニなどの夏野菜を入れて、オーブンで焼く、南仏の伝統料理かつ代表的な料理です。美味しく育った野菜さえあれば、あとは塩とオリーブオイルとハーブをふって、熱いオーブンに入れるだけ。分量はそのときの気温やシーンで加減。野菜の量も容器によって変わってOK。ちなみに、オーブン加熱の最後のほうは、野菜から出た汁で野菜を煮る感じになるので、焦げる心配が少なく、誰でも上手に作れる料理だと思います。水を加えないで得るこの汁が、これまた最高に美味しいのです。そうそう、これはプロバンス地方の代表料理でもあるので、プロバンス地方のハーブミックスである「エルブドプロバンス」があれば是非使ってほしいと思います。

材料

4人分):

トマト
2個(※1)
玉ねぎ
1個(※1)
ズッキーニ
1本(※1)
にんにく
5かけ
小1
オリーブオイル
大4
マジョラム
小1/2(※2)
エルブドプロバンス
小1/2(※2)
イタリアンパセリ
1~2枝
  • ※1:野菜類は合計600~700gくらいを想定しています。他の野菜を使ってもよいです。
  • ※2:ハーブ類は生ハーブを使ってもよいです。また乾燥ハーブでも好きなものを使ってよいです。

調理時間

:1 時間

作り方

  1. 6mm厚さに野菜を切る。野菜の高さや幅は容器に合わせる。
  2. オーブンを200℃に予熱開始。
  3. オーブン耐熱浅皿に野菜を彩りよく交互に並べていく。
  4. にんにくを薄切りにし、野菜の間にところどころ詰めていく。
  5. 塩とハーブをまんべんなくふりかけ、オリーブオイルを野菜の上からかける。
  6. 200℃で30分焼く。上部が焦げないようにときどき観察する。
  7. イタリアンパセリを刻んでおく。
  8. 30分経った頃、野菜から出た汁でぐつぐつと煮えているか、野菜の上部もしんなりと火が通った状態なら取り出す。そうでなければもう少し長く加熱する。
  9. イタリアンパセリの葉を散らしてできあがり。
  10. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 今回は野菜600~700gのレシピです。耐熱容器のサイズにより材料の量を加減します。
  • 円形の器の場合は同心円状に野菜を並べてもよいです。
  • 好きな野菜で作ることができます。なすやかぼちゃを使うレシピもあります。
  • この写真では黄色いズッキーニを使っています。
  • エルブドプロバンスは、セージ、タイム、フェンネル、ローズマリーなどのスパイスミックスです。スパイスを単独で使う場合はエルブドプロバンスを参考にするとよいです。

Tips about cuisine

  • 「ティアンドレギュム」のフランス語(フランス、モナコの公用語)の綴りは「Tian de légumes」。
  • 「Tian」(ティアン)はオーブンに入れる浅皿、「de」(ド)は英語のof、「légumes」(レギュム)は野菜の意味。よって「ティアンドレギュム」(Tian de légumes)は「野菜のオーブン焼き」のような意味になる。
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