パスタエカボルフィオーレ
これは、とっても優しい味がする、美味しいパスタです。見た目はカルボナーラのようなクリームパスタなのに、一口食べるとカリフラワーの美味しさと甘さが口に広がる美味。食べたときは、カリフラワーのこんな食べ方は初めて!と思いましたし、同時に、意外にレパートリーの少ないカリフラワーにおける、新しい食べ方が発見できて、とても嬉しかったです。カリフラワーのゆで汁でパスタをゆでるもの美味しさに一役買っていると思います。イタリアやサンマリノのレストランのメニューでは見たことがないけれど、各地方の家庭で作られる、家庭のパスタ料理です。
材料
(2人分):
- オリーブオイル
- 大4~5(※1)
- にんにく
- 2かけ
- 乾燥唐辛子
- 1/2本
- カリフラワー
- 500g(※2)
- お湯
- 1L(※3)
- 塩
- 小1弱
- パスタ
- 200g(※4)
- パルメザンチーズ
- 大3(※5)
- 粗挽き黒こしょう
- 仕上げにふる量
- ※1:オリーブオイルは、日本人感覚からすると驚くくらい使用します。油脂が気になるなら大4くらいから始めてみてください。
- ※2:カリフラワー小さめ1球で500gくらいあると思います。実際に使用するのは細かい房になっている部分のおよそ200gです。
- ※3:お湯の使用量はパスタの種類や量によって変わってきますが、1L用意しておくとよいです。
- ※4:ここではスパゲッティを使いました。イタリア現地ではマカロニなどのショートパスタを使うので、スパゲッティを使う場合は半分に折るとよいです。
- ※5:パルメザンチーズがお好きならもっと増やしてもよいです。
調理時間
:40 分
作り方
:
- にんにくを薄切りにスライスし、乾燥唐辛子を小口切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくと唐辛子を入れて中火で加熱する。
- 加熱している間に、カリフラワーを大きなボウルの上で持ち、表面から削るようにして、房の部分を削ぎ落とす。
- カリフラワーの房や茎が大きなままだったら、粗いみじん切りにする。
- にんにくがきつね色に揚がったら、唐辛子とにんにくを小皿に取り出しておく。
- フライパンにカリフラワーを入れて、炒める。
- カリフラワーが炒められたら、お湯500mLと塩を加えて中火で20分くらい煮る。
- 木べらでフライパンの中のカリフラワーを潰して、なるべく固形分の潰れたソースの状態にする。
- お湯を200mLくらい加えて再沸騰してから、パスタを加えて、急いで全体を混ぜる。
- パルメザンチーズを数回に分けて加えながら、全体に均一に火が通るように混ぜながら、水が足りなくなりそうなら湯を足しながら、湯が多すぎないようにしながら、味見をして塩加減を調えながら、パスタに芯がなくなるように加熱する。
- 器に盛り、粗挽きこしょうをかけて、できあがり。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 乾燥唐辛子の種も加えて構いません。
- マカロニやファルファッレなどのショートパスタが合います。よってスパゲッティ使用の場合は半分に折るとよいです。
Tips about cuisine
- パスタエカボルフィオーレのイタリア語(イタリアとサンマリノの公用語)の綴りは、「Pasta e Cavolfiore」。
- 「Pasta」はパスタ、「e」は英語のand、「Cavolfiore」はカリフラワーの意味である。よって「Pasta e Cavolfiore」(パスタエカボルフィオーレ)は、「カリフラワーとパスタ」ひいては「カリフラワーを使って作るパスタ」の意味になる。
- 「Cavolfiore」(カボルフィオーレ、カリフワラー)を略して「Cavolo」(カボロ)と言うので、「Pasta e Cavolfiore」は、よく「Pasta e Cavolo」と略して呼ばれる。この場合「Cavolo」はカリフラワーの意味をもつが、本来はキャベツという意味でなる。
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