グヤーシュシェルテーシュフーシュ
-
国
:ハンガリー料理
-
現地表記
:Gulyás sertéshús(ハンガリー語)
-
概要
:玉ねぎやトマトを使う豚肉シチュー
グヤーシュとは、東欧や中欧で煮込み類を意味する言葉で、一般的にはたっぷりのお肉と玉ねぎのとろける旨味があって、あとはパプリカ、トマト、マジョラムなどが入って、リッチな美味しさをもつものです。今回作ったシチューは、ひとくち食べたときに「中欧や東欧ってこんな味!」と思いだせるもので、現地の味が再現できて、良かったです。
材料
(4人分):
- 玉ねぎ
- 300g
- ラード
- 大3
- ピーマン
- 200g
- にんにく
- 4かけ
- 乾燥マジョラム
- 小1
- クミンパウダー
- ひとつまみ
- トマトジュース
- 1C
- 水
- 500mL
- 豚かたまり肉(※1)
- 500g
- ベイリーフパウダー(※2)
- 小1/2
- 塩
- 小1/2
- こしょう
- 小1/3
- 赤ワイン
- 250mL
- パプリカパウダー
- 小1
- ※1:今回はヒレ肉を使いました。バラ肉でもよいです。現地でも脂の入った肉は好まれます。
- ※2:ベイリーフは別名ローリエ、ローレル、月桂樹。パウダーがなければ乾燥した葉を2枚くらい入れてあとで取り出す方法でもよいです。
調理時間
:1 日
作り方
:
- 玉ねぎを粗いみじん切りにし、フタのできる煮込み鍋に入れる。
- 鍋にラードを入れて加熱し、玉ねぎを中火で茶色みがかってくるまでじっくり炒める。
- ピーマンを1cm角に切り、にんにくを細かいみじん切りにし、鍋に入れて玉ねぎと共に炒める。
- 乾燥マジョラムとクミンパウダーを入れて全体を混ぜながら炒め続ける。
- トマトジュースと水を入れ、フタをして中火で15分煮る。
- 豚肉を食べやすい大きさにカットする。
- 鍋に豚肉、ベイリーフパウダー、塩、こしょう、赤ワインを入れ、軽く混ぜ、1時間ほど弱火で煮る。
- ときどき鍋底の焦げを落とすようにかき混ぜる。
- パプリカパウダーを加え、全体を混ぜて味見をし、塩加減などを調える。
- 火を止めて室温で放置し、室温に冷えたら再度加熱して数分間弱い沸騰状態で煮て、再び火を止めて室温で放置する。
- 放置と再加熱を数回繰り返して、出来上がり。翌日に食べる。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 煮込んで冷ますことを数回繰り返すことで、お肉も柔らかく、野菜の旨味も煮汁にとけこんだ、美味しいグラーシュができます。よって調理時間を1日としました。
- 乾燥マジョラムは手に入りにくいかもしれませんが、あれば入れると中欧や東欧の風味が出ます。
- トマトジュースは、生のトマトであったり、トマト缶を使用してもよいです。
- 2時間くらいの調理で食べるレシピもあります。
- じゃがいもを加えるレシピもあります。
- 玉ねぎを炒めたところにパン粉を加えて炒め、シチューにとろみをつけるレシピもあります。
- 水分が減ってきたら、必要なら水を足して構いません。
Tips about cuisine
- 「グヤーシュシェルテーシュフーシュ」のハンガリー語の綴りは「Gulyás sertéshús」。
- 「Gulyás」(グヤーシュ)はシチューや煮込み、「sertés」(シェルテーシュ)は豚、「hús」(フーシュ)は肉、「sertéshús」(シェルテーシュフーシュ)は豚肉の意味。よって「Gulyás sertéshús」(グヤーシュシェルテーシュフーシュ)は「ポークシチュー」の意味になる。
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