スプカンジャ

  • セネガル料理

  • 現地表記

    :Soupou kandja(フランス語と現地語)

  • 概要

    :オクラのパームオイル煮

スプカンジャ

ガンビアとセネガルはかつてセネガンビアと呼ばれ、料理にも共通点が多くあります。カザマンスの中心都市であるジガンショールをポルトガル人が作ったことは知られることであり、この地域にはポルトガルの影響が料理に見られるのも、興味深いことです。ここでいうスプカンジャは、パームオイル(オレンジ色のヤシ油)が利いたオクラのとろとろ煮で、西アフリカの典型料理の1つとも言えるものです。

材料

2人分):

オクラ
30~40本(※1)
玉ねぎ
中1/8個
にんにく
1かけ
300 mL
マギーコンソメ(※2)
キューブ1つ(※3)
魚の白身(※4)
50 g(※5)
ミニトマト(※6)
2個
八丁味噌
あれば小1/4
鷹の爪
1本
小1/2
パームオイル
大4(※7)
  • ※1:みじん切りにして1 Cから1.5 Cくらいあるとよいです。
  • ※2:肉類があれば入れてもよいです。
  • ※3:現地ではマギーキューブが流通しているので使うと似た味が作れますが、その他の肉系のだしの素を使ってもよいです。
  • ※4:タラやシイラ、その他。干物を使ってもよいです。
  • ※5:分量の幅が広いのでごく少々からたっぷりまで、好きな量を入れてよいです。
  • ※6:中玉トマトやトマトピューレで代用してもよいです。
  • ※7:西アフリカ現地ではもっと油を加えますが、日本で手に入るパームオイルは現地のものと香りに違いがあるので、真似して入れすぎて違う味わいになってしまわないように控えめにしています。

調理時間

:20 分

作り方

  1. オクラと玉ねぎをみじん切りにし、にんにくをすりおろし、水と共に小鍋に入れる。
  2. マギーコンソメ、魚の白身、ミニトマト、あれば八丁味噌、鷹の爪、塩を加え、フタをせずに中火にかけてぐつぐつさせる。
  3. 木べらなどでトマトや魚の白身を潰しながら混ぜ、オクラのどろどろ煮にしていく。水が足りないようなら加える。
  4. オクラの粘り気が引きだせたら、味見をして、マギーコンソメの旨味、塩、唐辛子の辛さ加減を好みの具合に調える。
  5. パームオイルを加えて引き続きぐつぐつ煮て、数分経って油が浮いてきたら出来上がり。
  6. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 西アフリカではネテトゥなどと呼ばれる八丁味噌に似た発酵調味料を使っているので、このレシピでは八丁味噌を少々加えています。
  • オクラは冷凍したものを使うと、包丁で細かく切るときに粘り気が出すぎず、切りやすいです。
  • オクラや玉ねぎを最初に炒めてしまわないように、油は最後に投入します。
  • エビを加えるレシピもあります。

Tips about cuisine

  • スプカンジャのフランス語(セネガルの公用語)の綴りは「Soupou Kandja」(またはSoupou Kandia)。
  • カンジャはポルトガル語に由来する地元の言葉。
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