スペチャピーラージニ

  • ラトビア料理

  • 現地表記

    :Speķa pīrādziņi(ラトビア語)

  • 概要

    :ベーコン角切り入りのミニロールパン

スペチャピーラージニ

バルト海に面したエストニア、ラトビア、リトアニアは、バルト三国と呼ばれます。このあたりの国々は、パンが美味しい印象があります。バルト三国の中央に位置するラトビアでは、ベーコンが美味しいミニロールパンに感激しました。

材料

9個分):

強力粉(※1)
130g
薄力粉(※1)
60g
100mL
小2/3
砂糖
小2
サラダ油
小2
ドライイースト
小2/3
ベーコン(※2)
80g
玉ねぎ
小1/4個
ラード(※3)
小1
薄力粉
適量(※4)
卵黄
1個
  • ※1:配合は好みでよい。中力粉を混ぜてもよい。
  • ※2:ベーコンは厚さ5mm以上のものを使う。なければソーセージやサラミで代用可。
  • ※3:なければ牛脂でもよい。
  • ※4:打ち粉用の薄力粉なので、生地が麺棒や台にくっつかないようにする量が必要。

調理時間

:3 時間

作り方

  1. 強力粉、薄力粉、水、塩、砂糖、サラダ油をボウルに入れてこね、ドライイーストを混ぜて均一になるようにこね、ぬれた布巾をかぶせ、暖かいところに置いて1時間ほど発酵させる。
  2. ベーコンと玉ねぎを5~7mm角に切る。
  3. フライパンにラードを入れて中火にかけ、ベーコンと玉ねぎを入れて炒める。
  4. 玉ねぎが透き通ったら、火を止めて置いておく。
  5. オーブンを200℃で余熱開始。
  6. パン生地が膨らんだら、打ち粉をして、麺棒で20cm四方の正方形にのばす。
  7. 包丁やスケーパーで、縦3等分、横3等分、合計で9等分に切れ目を入れる。
  8. 9つそれぞれに、中央部分(具を乗せるところ)を指で軽く押して、軽くへこませる。
  9. 9つの生地に、具を均等に乗せる。
  10. 1つずつ、生地を2つ折りにしてたたむ(たたみ方は三角折りではない。上の辺を下の辺にくっつけ、正方形から横長の長方形にする折り方)。
  11. 手でころころ転がして、生地の左右と下を閉じる。
  12. 三日月形(クロワッサンの形)にして、卵黄を塗る。
  13. 200℃のオーブンで15~20分焼く。
  14. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • パン生地はホームベーカリーで発酵まで自動的に行うと楽です。
  • うちのホームベーカリーは、粉280gを基準にこねるので、1回で約450gのパン生地が出来ます。私はそこから300gを取って、このレシピのパン生地としています。

Tips about cuisine

  • 「スペチャピーラージニ」のラトビア語(ラトビアの公用語)の綴りは「Speķa pīrādziņi」。
  • 「Speķa」(スペチャ)はベーコンの意味。
  • 「pīrāgs」(ピーラーグス)はロシア語のピログと同じ言葉でパイやパンなどの包み焼きの類を指す単数形。ピーラーグスが複数形になると「pīrāgi」(ピーラージ)、ピーラージが小さくなると「pīrādziņi」(ピーラージニ)。よってピーラージニは具入りミニパンの意味。
  • ラトビアでは、このパンを路上で売るおばさんもいました。
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