アジャプサンダリ

  • ジョージア料理

  • 現地表記

    :აჯაფსანდალი(グルジア語)

  • 概要

    :なすやじゃがいもやトマトのくたくた煮

アジャプサンダリ

この料理は民族も歴史も複雑に入り組むコーカサス地方に根付き、特にジョージアの国民食とも言われます。夏野菜をお鍋にたっぷり作っていただくこの料理は、「なすとろ♪じゃがとろ♪」の美味しさが満点!! コーカサスのみならず東欧もアラブもバルカンもトルコも、いろいろな国の味の記憶と重なります。美味しいですよ。

材料

4人分):

コリアンダーの種(※1)
大1
なす
5本
塩(なす用)
小1/2
じゃがいも
3個
玉ねぎ
1個
サラダ油
大3
ベイリーフ
2枚
ししとう
10本
トマト(※2)
2個
にんにく
5かけ
パクチー
刻んで大1
カイエンペパー(※3)
小1/4
レモン果汁
小1
小1
カスリメティ(※4)
大1
  • ※1:コリアンダーの種はコリアンダーシードとして市販されています。なければコリアンダーパウダーを使い、炒って潰す作業を省きます。
  • ※2:トマトはよく熟したものを使います。
  • ※3:唐辛子粉の類であればよいです。
  • ※4:カスリメティはフェヌグリークの葉(あるいはその乾燥品)です。なければ省きます。小ねぎやその他の薬味のグリーンでもよいです。

調理時間

:1 時間

作り方

  1. コリアンダーシードを軽く乾煎りし、スパイスミルやすりばちで細かく砕いておく。
  2. なすの皮をむきたい場合はむいて2 cm角切りにし、むかない場合はそのまま2 cm角切りにする。
  3. なすをボウルに入れ、塩をふって全体を混ぜ、しばらく置いておく。
  4. じゃがいもの皮をむき、2 cm角切りにする。
  5. 玉ねぎを粗みじん切りにする。
  6. 鍋に油を入れて中火で加熱し、玉ねぎとじゃがいもとベイリーフを入れて炒めはじめる。
  7. なすをつかんで握って軽く水分を絞り、鍋に入れ、ときどき全体を混ぜながら炒める。
  8. 油が少なく炒めにくかったら油を追加する。
  9. 弱火にしてフタをして、ときどき全体を混ぜ、野菜がしんなりと柔らかさを示すまで蒸し煮にする。
  10. 水が少なく蒸しにくかったら水を追加する。
  11. ししとうのヘタを取り、1 cm長さに切る。
  12. にんにくを細かいみじん切りにし、パクチーの葉を粗く刻んでおく。
  13. トマトの皮をむきたい場合は湯むきして2 cm角切りにし、むかない場合はそのまま2 cm角切りにする。
  14. フタを取って火を強め、トマトを入れ、全体を混ぜる。
  15. トマトが形をなくしてきたら、ししとう、にんにく、コリアンダーの葉、砕いたコリアンダーの種、チリパウダー、レモン果汁、塩、カスリメティを入れ、再びフタをして弱火にし、5分蒸す。
  16. 味見をして塩加減や酸味や辛さを好みに調え、じゃがいもに火が通っていることを確認する。
  17. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • ジョージア(グルジア)現地で見た英語併記の料理本には「it will always contain eggplant, potato and tomato」と記載されていたので、ナスとじゃがいもとトマトは基本の素材(日本でカレーを作るときの玉ねぎじゃがいもにんじん的な)と理解すると良いと思います。
  • にんじんやピーマンやパプリカを入れるレシピもあります。
  • トマトピューレを加えるレシピもあります。
  • 最初になすだけを炒めてから取り出し、蒸し煮にするときになすを他の具の上に乗せる調理方法もあります。

Tips about cuisine

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