トキトゥラ

  • ルーマニア料理、モルドバ料理

  • 現地表記

    :Tochitură(ルーマニア語)

  • 概要

    :豚肉と燻製肉のトマト炒め煮

トキトゥラ

トキトゥラは、ルーマニア人が愛する有名な国民食の1つです。重い鋳鉄製の鍋を使い、直火やコンロの上でじっくりと時間をかけて作られる、濃厚でボリュームたっぷりの豚肉の煮込み料理です。伝統的には農村で豚を一頭さばいたときに大量に作る料理で、さばきたての肉からは水分がたっぷり出てくるので、そのような伝統レシピでは水を入れる必要がありません(あるいは少量だけ入れる)が、日本の家庭で入手できる肉は水分が抜けているので、ここでは白ワインまたは水をやや加えて作る現代版レシピを掲載しています。材料を切って炒め煮にするだけなので、作るのはとても簡単ですよ。豚肉だけでなく燻製肉を加えて煮るのが美味しさのポイントです。

材料

2人分):

豚かたまり肉(※1)
200 g
燻製肉(※2)
100 g
玉ねぎ
1/2個
白ワイン(※3)
大3
トマトペースト(※4)
大3
パプリカパウダー
小1/2
ドライタイム(※5)
小1/4
小1/3
こしょう
小1/5
  • ※1:豚かたまり肉は部位を問いません。ただし肉につく脂身を使って肉を焼くので、脂身がある程度入っているものを選びます。
  • ※2:燻製肉はソーセージやブロックベーコンなどです。美味しそうなもの、燻製の香りが強そうなものを使うとよいです。
  • ※3:ワインが苦手な方やお子様が食べる場合は水に変えてよいです。
  • ※4:トマトペーストは製品により濃さもまちまちですが、ここでは下のリンク先のようにトマト缶から作ったトマトペーストを使っています。手作りする場合は事前に作っておきます。
  • トマト缶からトマトペーストを作る方法

  • ※5:ドライタイムのほか、ドライオレガノ、ドライマジョラムなどを使ってもよいですし、なければその他の香草類でもよいし、省いてもよいです。
  • 調理時間

    作り方

    1. 豚肉、燻製肉、玉ねぎを1.5 cmの角切りにする。
    2. フライパンや鍋に脂身つきの肉を入れて中火にかけ、油が出てきたら残りの豚肉、燻製肉、玉ねぎを入れ、こびりつかない程度の火加減に整えながら焼き付ける。
    3. 白ワインを入れて鍋底をこすり、トマトペースト、パプリカパウダー、ドライタイム、塩、こしょうを入れる。
    4. 全体を混ぜながら水分を飛ばし、煮詰めていく。
    5. 煮汁が少なくなったら味見をし、塩加減やトマトの濃さを好みに調えて出来上がり。
    6. Enjoy!

    材料と調理のこつ

    • トマトの量は作り手によりまちまちで、現地でも入れない人からしっかり入れる人までいます。好みで加減していただけます。
    • レバーなどの内臓肉を加えて作るレシピもあります。
    • 塩加減は加える燻製肉の塩分で変わります。燻製肉の塩分が強そうな場合は塩を少なめに入れて味見をしながら塩加減を調えます。
    • ジンジャーパウダーやシナモンスティックを加えるレシピもあります。
    • ママリガ(とうもろこし粉を湯で練ったもの)、目玉焼き、目玉焼きの上に黒こしょう粒、白チーズなどが付け合わせの定番です。

    Tips about cuisine

    • 「トキトゥラ」のルーマニア語(ルーマニア、モルドバの公用語)の綴りは「Tochitură」。
    • ルーマニア語で「Chi」はチではなくキと読むため、「Tochitură」は「トキトゥラ」と読む。
    • 「トキトゥラ」の「トキ」はルーマニア語で「融解」を意味する「Topi」(トピ)に由来する。肉から融けてきた脂で肉を調理することが名前の由来である。
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