コロンボドゥプレ

コロンボドゥプレ

カリブ海でフランス領を経験した国々はフレンチカリビアンと呼ばれ、代表的な国にはマルティニークやグアドループがあります。ここのカレーはしばしばプードルコロンボ(コロンボパウダー)というカレーパウダーを使って作られ、マスタードや米粉が入るちょっと珍しい風味のカレーが食べられています。旅行者としてはあまり見かけないから、「フレンチカリビアンにカレーのイメージはないなあ」と言われそうですけど、日曜日に家族で食べる伝統的な料理なのだそうですよ。年中暑い国々なのでいつでも日本で言うところの夏野菜があり、この料理はナスやズッキーニを入れて作られることもあります。あとはじゃがいもとか。ここではシンプルにチキンと玉ねぎでいただく基本レシピを掲載しています。

材料

2~3人分):

にんにく
1かけ
サラダ油A
大1
プードルコロンボ
大1.5
小1/2
こしょう
小1/3
レモン果汁
小1
骨付き鶏肉(※1)
300~400 g(※1)
玉ねぎ
1個
サラダ油B
大1
乾燥タイム
小1/3
250 mL
パセリの茎(※2)
5本
ベイリーフ
1枚
ハバネロペパー(※3)
小1/64(※3)
  • ※1:骨付き鶏肉は、写真では骨付きもも肉を使っています。手羽元などでもよいです。骨付きが苦手なら骨のない部分でもよいです。骨付きなら400 g、骨なしなら300 gくらいを用意します。
  • ※2:パセリの茎は風味付けで、ない場合の代用は下のコツ欄参照。
  • ※3:ハバネロペパーは現地のシネンセ種の唐辛子の乾燥品です。生のシネンセ唐辛子があればそれを使います。またハバネロペパーは非常に辛味の強い唐辛子ですがカリブ海料理の独特の風味をつけてくれるので、ごく少量であっても加えるとよいです。小さじ64分の1は下のコツ欄参照。

調理時間

作り方

  1. ボウルににんにくをクラッシュ(あるいはとても細かいみじん切り)にして入れ、サラダ油A(大さじ1杯)、プードルコロンボ、塩、こしょう、レモン果汁を加えて鶏肉のマリネ液を作る。
  2. (旨味を増やしてより美味しく作りたい場合、鶏の骨に包丁の根元の角を当てて骨を切断し、水中で骨の断面付近をなでて骨のかけらを落としておく。)
  3. 鶏肉を1辺が3 cmから5 cmくらいのサイズに切り分け、鶏肉のマリネ液が入ったボウルに入れて混ぜ、30分以上置いておく(夏は冷蔵庫で)。
  4. 玉ねぎを縦2つ割にし、高さ半分に切り、繊維に沿って薄切りにする(要は3 cm長さくらいのスライスを作る)。
  5. 鍋かフライパンにサラダ油B(大さじ1杯)を入れて中火で熱し、鶏肉を入れて表面を色よく焼く。
  6. 鶏肉を寄せて空いたところに玉ねぎと乾燥タイムを入れて炒め、玉ねぎが透き通ってしんなりしてきたら鶏肉を戻し入れる。
  7. 鶏肉をマリネしていたボウルに水を入れ、中の調味料を溶かしこみ、鍋に入れ、パセリの茎とベイリーフを入れ、強火にかけて沸騰させる。※このとき鍋が大きいなどで水面の高さが出ない場合は鶏肉がかぶるくらいまで水を増やしてもよい。
  8. 沸騰したら火加減を落とし、好みのとろみ加減になるように水分を減らしていく。
  9. パセリの茎とベイリーフを取り除き、味見をして塩加減やスパイス加減を好みに調え、ハバネロペパーで辛味と香りをつけて出来上がり。
  10. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • プードルコロンボはリンク先を参考に手作りすることができます。ない場合は色が黄色い(あまり茶色くない)カレー粉で代用できますが、料理名にコロンボがつくのでプードルコロンボを省くと矛盾してしまいます。
  • パセリの茎はフランス料理で言うところのブーケガルニです。代用はパクチーやセロリやわけぎなど香りのよい野菜か、市販のブーケガルニです。ないよりは何かがあったほうがよいです。
  • とろみのつき加減は使うカレーパウダーにより様々ですが、プードルコロンボには米粉が入っているのと、骨付き鶏肉を切断して使うとコラーゲンが得られ、温度が下がったときにとろみがつきやすくなります。さらさらに作ったものもとろみがついているものもありますので、とろみを強めたいときは片栗粉などを補助的に使うなどして、とろみのつき加減は好みで調えてよいです。
  • じゃがいも、なす、ズッキーニ、グリーンピースなどを加えるレシピもあります。
  • ハバネロペパーは現地のシネンセ種の唐辛子の乾燥品です。あればシネンセ種唐辛子を使います。その場合は切らずに丸ごとを煮込み開始時点で1個鍋に入れておきます。
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  • ハバネロペパーは非常に辛いのでかなり気を付けて加えます。小さじ1/64は(=1/2の6乗なので)小さじ1杯を半分にし、それを半分にし…と、半分を6回繰り返した量です。耳かき1、2杯程度で加えてもよいです。これを加えると西インド諸島の風味がぐんとつき、現地の香りが出るので推奨します。
  • 骨を切断してから調理すると大変美味しいカレーになります。その際は食べる人に骨のかけらに注意するよう伝えます。
  • 現地ではレモンやライムを添えて絞って食べる方法もあります。

Tips about cuisine

  • 「コロンボドゥプレ」のフランス語(サンバルテルミー、グアドループ、マルティニーク、サンマルタン、ハイチ、仏領ギアナの公用語)の綴りは「Colombo de poulet」。
  • 「Colombo」(コロンボ)はプードルコロンボ(コロンボパウダー)等と呼ばれるミックススパイスで、「Colombo」(コロンボ)はカリブ海定番のコロンボカレーの意味にもなる。「de」(ドゥ)は英語のofと同じで「~~の」、「Poulet」(プレ)は鶏肉の意味。よって「Colombo de poulet」(コロンボドゥプレ)は「鶏肉のコロンボカレー」のような意味になる。
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