馒头(マントウ)

  • 中国料理

  • 現地表記

    :馒头(中国簡体字)

  • 概要

    :中華風の蒸しパン

馒头(マントウ)

中国語の「馒头」(マントウ)は中華風の蒸しパンで、分かりやすく言うと肉まんの外側にあたる生地を成形して蒸したものです。これは特に朝食の定番で、旅をすると、ホテルのバイキングや、飲茶や、路上の朝食などでいただく機会が多いものです。

材料

8個分):

薄力粉
200g
強力粉
80g
ドライイースト
小1弱
砂糖
大1
小1/2
ぬるま湯(※1)
160mL
サラダ油(※2)
大1
サラダ油(※3)
小1
クッキングシート
適量(※4)
  • ※1:暑い日は水でも大丈夫です。
  • ※2:生地に混ぜる油。
  • ※3:生地をまるめるときに塗る油。
  • ※4:例えば、10cm四方を8枚。

調理時間

:1 時間(1次発酵の時間を除く)

作り方

  1. ボウルに、薄力粉、強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れて、ヘラなどでさっくりと全体を混ぜる。
  2. ぬるま湯とサラダ油を入れて、ヘラなどでさっくりと練る。
  3. フタになるものをかぶせて暖かい場所に1晩置いて、発酵させる。
  4. 途中、できれば、ヘラで中の生地を何度が2つ折りを繰り返し、全体を均一にする。
  5. 生地を成形し始めるときに、オーブンを40℃(生地発酵温度)で余熱開始。
  6. 広い場所に打ち粉となる薄力粉(分量外)をまぶし、生地を乗せ、打ち粉を麺棒につけて、生地を30cmくらいの正方形に延ばす。
  7. 一番奥の2cmくらいの部分をのりしろにするため、奥2cmの部分をよけて、全体に薄くサラダ油を塗る。
  8. 手前からくるくる巻き、一番奥のサラダ油のない部分をのりしろにし、しっかりくっつける。
  9. のりしろの部分を下にしてまな板に乗せ、包丁で8等分に切る。この形で蒸しても良い。
  10. 花を咲かせるように成形する場合は、切り口に水平に菜箸を1本上から押し付けて、左右のぐるぐるの断面が両方ともに上を向くようにする。
  11. クッキングシートを生地が乗るサイズに切り、1つ1つに生地を乗せ、40℃のオーブンに入れて、10分ほど2次発酵させる。
  12. 蒸し器の水を沸騰させ、クッキングシートごと生地を蒸し器に入れ、強火で10分間蒸す。
  13. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 夏なら室内で発酵できます。冬は日中なら日当たりの良い窓のそばや、暖房の入った部屋などで発酵させます。
  • ぬるま湯または水の量は、粉全体にゆきわたらないようなら増やすなど、適宜調整します。
  • 包丁で8等分に切るときは、最初に左右中央を切り、次に右半分と左半分のそれぞれ中央を切り、最後は4つそれぞれの中央を切るようにすると、大きさが揃うのでよいです。
  • ぐるぐるの断面が見えるときれいです。菜箸で中央を押してへこませるやり方のほかにも、ひねる方法もありますので、興味があればいろいろやってみると楽しいです。
  • 2次発酵は、暖かい日なら室温で構いませんし、蒸し器の水をぬるく加熱して、その上に置いてもよいです。

Tips about cuisine

  • 「馒头」(マントウ)のピンインは「mán tóu」または「mán tou」。
  • 「馒头」(マントウ)を繁体字で表記すると「饅頭」。
  • 「馒头」(マントウ)を日本の漢字で表記しても「饅頭」である。
  • 「花卷」(フアジュエン)は「馒头」(マントウ)のうち花が咲くような形状に成形したもので、「馒头」(マントウ)の一種である。
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