ガパオ

  • タイ料理

  • 現地表記

    :กะเพรา(タイ語)

  • 概要

    :ひき肉とタイバジルの炒め物

ガパオ

「ガパオ」は日本でも話題のタイ料理。本当は「カプラオ」のような「R音」の入る発音だし、本当はガパオはホーリーバジル(香りが強い葉)を指す言葉でしかないのだけど、日本ではしっかりとひき肉炒め+ごはん+目玉焼き添えのイメージが定着しました。ホーリーバジルがあれば最高。なければホーラパーなど別種のタイバジル、それもなければ、ミントや日本のバジルを使って作ります。いずれも、ひき肉炒めが素晴らしく鮮烈な風味をもって力強く美味しさを増し、食べたときに「わ!美味しい!」とつい口にしてしまいます。

なぜタイ料理のバジル炒め「กะเพรา」を日本ではガパオと言うのか。

材料

2人分):

にんにく
1かけ
赤唐辛子(※1)
1本
サラダ油
小1
ひき肉(※2)
150 g
オイスターソース
大1.5
ナンプラー
大1
タイバジルの葉(※3)
お茶碗1杯
  • ※1:赤唐辛子は生のものがよいですが、ない場合は砕き唐辛子か鷹の爪の輪切りで代用します。
  • ※2:鶏ひき肉か豚ひき肉が一般的です。
  • ※3:あればホーリーバジル、ホーラパーも良い。なければミントか日本のバジルを使用します。

調理時間

作り方

  1. にんにくと赤唐辛子をすりばちとすりこぎで叩いてよく潰す。
  2. フライパンにサラダ油を入れて熱し、にんにく赤唐辛子を入れて炒め、香りが出たらひき肉を入れて7割ほど火を通す。
  3. オイスターソースとナンプラーを加えて全体に均一に味をつけたら、タイバジルを入れ、軽く炒めて葉がしんなりしたら出来上がり。
  4. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • ひき肉として売られているものを使っても美味しいのですが、塊肉をやや粗く叩いてミンチにすると、より美味しいです。
  • ごはんと目玉焼きをセットにする盛り付けが一般的です。
  • ごはんに合うような味の濃さに仕上がるので、初回調理のときは調味料を少なめに入れて味見をして様子を見てもよいです。

Tips about cuisine

  • 「ガパオ」のタイ語(タイの公用語)の綴りは「กะเพรา」。
  • 「กะเพรา」は「カプラオ」のような発音で、日本ではタイに複数ある「カ」の音を「カ」と「ガ」で置いて文字識別するようになってしまったため、本来タイ語には「ガ」の子音がないのに「ガパオ」と表記されるのが一般的になってしまった。
  • なぜタイ料理のバジル炒め「กะเพรา」を日本ではガパオと言うのか。

  • 「กะเพรา」(カプラオ、ガパオ)はタイバジル(ホーリーバジル、和名はカミメボウキ)の意味。料理名として使う場合は本来は炒めるという意味の「ผัด」(パッ)がついて「ผัดกะเพรา」(パッカプラオ、パッガパオ)のことであり、直訳して「タイバジルの炒め物」という意味になる。実質は「肉バジル炒め」を指す。
  • 豚肉(หมู、ムー)を使う場合は「パッガパオムー」(ผัดกะเพราหมู)、鶏肉(カイ、ไก่)を使う場合は「パッガパオカイ」(ผัดกะเพราไก่)になる。ただし、卵(カイ、ไข่)を使う場合も「パッガパオカイ」(ผัดกะเพราไข่)になる。鶏肉のカイと卵のカイはカの音の出し方が違い、タイ語を知らない日本人には区別できないので、現地では注意。
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