【西アジア】17か国
アフガニスタン
イラン
トルコ
キプロス
イラク
シリア
レバノン
ヨルダン
サウジアラビア
クウェート
バーレーン
カタール
アラブ首長国連邦
オマーン
イエメン
イスラエル
パレスチナ

当サイトでは、ペルシャ文化圏のアフガニスタンイラン、アラビア半島のガルフの国々、そしてトルコとその沖の島のキプロスを含めた17ヶ国を「西アジア」とします。

中東という言葉は、ヨーロッパから東に見て近い(近東)あるいはやや近い(中東)という意味合いの曖昧な言葉であり、出典によっては北アフリカのエジプトやリビアを中東に含めることがあるもののそれは至って少数派です。アフリカ大陸の国はアフリカに区分するのが適切ですので、エジプトやリビアは北アフリカに分類しています。

また、コーカサス3国を西アジアに含める方法もあります。アジアとはコーカサス山脈までを指すのでこれは正しい分類と言えますが、それだと西アジアの国(17か国)が多くなりすぎるため、当サイトではコーカサスはコーカサスで独立させています。こうすることで、西アジアにソ連の政治枠組みが入らなくなるのも利点です。

アフガニスタンは主要民族パシュトゥーン人がパキスタンと共通することから南アジアに含める方法もありますが、文化的にペルシャすなわちイランと共通していることから、西アジアに分類しています。

パレスチナとイスラエルは両者の主張する領土が大きく重なります。しかしどちらも国家の定義を満たし、異なる主権をもつため、それぞれを一か国としています。

また、アラブ首長国連邦の場合、首長国ごとに数えて7つの国、というようなことはしません。これは英国を4つ(イングランドやウェールズレベルの分類)に分けないのと同じです。

キプロスは政治的に難しい分断国家です。ギリシャ系住民の政権がEU加盟もし、国連分類でも南欧に区分されることから欧州に区分することは可能ですが、地図を見るとやはりそこはトルコに抱きかかえられるようなアジアの島。キプロスは、北部はトルコ人が住むアジアの離島です。地理上アジアなので国分類では西アジアに含めました。これは、例えば米領サモアという、南半球のサモアの隣にあるサモア人(ポリネシア人)の国が、米領だからといって北米に区分しないのと同じ考え方に拠ります。

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