【東欧】12
ロシア
ベラルーシ
ウクライナ
モルドバ
ルーマニア
ブルガリア
セルビア
コソボ
ボスニアヘルツェゴビナ
モンテネグロ
北マケドニア
アルバニア

東欧はスラブ系民族を主体とする国々です。ロシアから旧ユーゴスラビアまで、南北につながっています。そしてロシアが広大な国ゆえに東はシベリアまで東西にも長く位置します。

ロシア、ウクライナ、べラルーシは、東スラブ。もとキエフ・ルーシ(キエフ公国)という同じ母体に属していました。セルビアから北マケドニアは旧ユーゴスラビアの国々です。

<国分類基準>
中欧と東欧の境は宗教性を重視する方式があり、私もそれを支持しています。東欧は正教とイスラムが目立つ地域。中欧はカトリックとプロテスタントが目立つ地域です。もうひとつ、時代の流れに沿って東欧が縮小しており、世界が東西の時代だった頃、いわゆる「東側諸国」は東欧とみなされていましたが、そのうちハンガリー、チェコ、スロバキア、東ドイツ(現ドイツ)、ポーランドは、元東欧でも今は中欧に属するとみなすべきです。

旧ユーゴスラビアのうち、カトリック色の強いスロベニアとクロアチア中欧に区分します。

旧ユーゴスラビアのうち、コソボとアルバニアはアルバニア人の国ですが、コソボはセルビア側の見解ではセルビアと同国(国内の一地域)であり、帰属問題を未だ抱えています。もともとアルバニア人がスラブ人ではないのに両国がユーゴスラビアだった(※)ことなど、背景は複雑です。セルビアと切り離したらじゃあ南欧に属するのか? と言ってもそれも単純にはうまくいかない。現状では、これらの背景を考慮した上でコソボとアルバニアを東欧に分類しています。

※ユーゴスラビアは「南スラブ人の土地」という意味。

沿ドニエストル(別名トランスニストリア、モルドバ国内で1990年に独立宣言をしたロシア系住民が多く住む東部地域)は、要はモルドバ本体から分離したがっている地域ですが国連加盟国は独立非承認。私もモルドバ国内の一地域という扱いをし、2009年に沿ドニエストルを訪問しているものの、一か国には数えていません。

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