铁板土豆(ティエパントウトウ)

  • 中国料理

  • 現地表記

    :铁板土豆(中国普通話)

  • 概要

    :じゃがいものアツアツ焼き

铁板土豆(ティエバントウトウ)

これは文字通りのじゃがいも(中国語で土豆(トウトウ))の鉄板焼き。辛い料理で知られる、海を持たず、山陸の幸に富む湖南省らしい、素朴かつ美味しい一品です。ちなみに中国料理で言う「铁板」(ティエバン)は鉄の板のほかに「熱々に熱する」という意味をもつので、鉄のフライパンなどで高温の熱々に調理するのが正解です。この写真はホットプレートの最高温度を使って作りました。熱々に熱したじゃがいもって素晴らしく美味しいですよね!! こうして中国の味で食べるのもおすすめです。

材料

2~4人分):

じゃがいも
400 gくらい(※1)
生の赤唐辛子(※2)
2本(※2)
長ねぎ(※3)
20 cm
にんにく
3かけ
醤油
大1
大1
小1/3
鶏がらスープの素
小1/5
味の素
小1/10
サラダ油
大4
砕き唐辛子(※4)
小1
  • ※1:じゃがいもは大きめで3個、小さめで4個くらいです。
  • ※2:私がこの料理を覚えたのは中国の湖南省という唐辛子料理で知られる地域だったので、ここでは生の赤唐辛子を多く使っています。辛いのが苦手な場合は減らすか省くか赤ピーマンに置き換えます。また生の赤唐辛子がない場合は鷹の爪を使います。
  • ※3:写真では長ねぎの緑の部分を使っていますが、白い部分を使ってももちろんよいです。
  • ※4:砕き唐辛子の使用は任意ですが、じゃがいもに良い風味がつくので推奨します。

調理時間

作り方

  1. じゃがいもの皮をむき、8 mm厚さの輪切りにする。また、大きい場合は半分に切るなどする。
  2. 唐辛子はぶつ切りにし、にんにくはつぶしてからみじん切りにし、長ねぎは1 cm長さに切る。
  3. 醤油、水、塩、鶏がらスープの素、味の素を小さい容器に入れて混ぜ、「醤油調味料ミックス」を作っておく。
  4. ホットプレートや鉄板にサラダ油を敷き、最大の火加減で加熱する。
  5. サラダ油から煙が立ち始める頃に唐辛子、にんにくを入れて炒め、火が通ってきたら長ねぎとじゃがいもを入れて広げる。
  6. じゃがいもを崩さないように優しく返しながら火を通し、あまり辛くなりすぎないようにしたい場合は唐辛子を取り出す(あるいはじゃがいもの上に乗せておく)。
  7. 全体に油分がゆきわり、じゃがいもが焼きつく感じになったら「醤油調味料ミックス」を入れ、引き続き全体に調味料をゆきわたらせる。
  8. 味見をしてじゃがいもにアツアツに火が通っていることを確認し、塩加減などを好みに調え、砕き唐辛子を仕上げにふって出来上がり。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • この料理はじゃがいもを熱々に焼くのが定義なので分量や味付けに決まりはありません。ここではレシピの一例を示してはいますが、各材料は好きな量を使ってよいです。
  • にんにくと唐辛子の旨味を引き出すために、あまり油は控えすぎないようにします。
  • 唐辛子を炒めると目にしみることがあるので、炒めるときは換気扇を強く回すなどして注意します。
  • じゃがいもがぬるくては台無しなので、中までアツアツになるようにします。
  • 鶏がらスープの素や味の素の使用は任意ですが、入れると現地の味に近くなります。

Tips about cuisine

  • 「铁板土豆」(ティエバントウトウ)のピンインは「Tiě bǎn tǔ dòu」。
  • 「铁板」(ティエバン)は鉄板のような高温に耐えられる道具でアツアツに焼くという意味、「土豆」(トウトウ)はじゃがいもの意味。よって「铁板土豆」(ティエバントウトウ)は「じゃがいものアツアツ焼き」のような意味になる。
  • 私が現地で聞いた発音は「ティエパントウトウ」に近いものだった。


本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合(料金は≫こちら)。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用ならびに営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。