アムレット

アムレット

インドのホテルの朝食で、この「スパイス入りの卵焼き」が出てきたのですが、結構美味しくて、やみつきになりそうだったんです。「アムレット」はオムレツのことです。今、南アジアのご家庭でも、朝食にはチャイ(ミルクティー)とトーストと卵焼きという家が増えてきていますが、流石スパイス本場の国では、卵焼きのスパイス使いも見事です。写真は我が家のある日の朝ごはんで、このスパイス入り卵焼きに、レンズマメのスパイス煮に、トーストにコーヒーといった組み合わせです。それにしてもこの味、なんだかアラブをも感じるんですよね! 10分あれば作れるので、是非、スパイスの国の味を感じてみませんか。

材料

2人分):

玉ねぎ
1/8個
カイエンペパー
ひとふり
ターメリック
小1/2
クミンパウダー
小1/4
小1/3
2個
青唐辛子(※1)
1本
カスリメティ(※2)
大1
サラダ油
適量(※3)
  • ※1:青唐辛子は、唐辛子が赤くなる前の状態で冷凍しておいたものでよいです。万願寺唐辛子でも、なければししとうでもよいですし、省いてもよいです。
  • ※2:カスリメティはフェヌグリークの葉を乾燥させたものです。なければパクチーやパセリなどで代用できます。
  • ※3:サラダ油はフライパン底面にゆきわたる量です。

調理時間

:10 分

作り方

  1. 玉ねぎをみじん切りにしてボウルに入れ、カイエンペパーパウダー、ターメリックパウダー、クミンパウダー、塩を加えて混ぜる。
  2. 青唐辛子を細い小口切りにしてボウルに加える。
  3. ボウルに卵を割り入れて、カスリメティを加えてよく溶きほぐす。
  4. フライパンにサラダ油を少々入れて強火で熱し、油を全体にゆきわたらせる。
  5. 卵液を全量加え、フライパンを持ち上げていろんな方向に傾けてなるべく均一に卵液を広げる。
  6. 中火にして、片面焼きならフタをして表面が固まるまで、両面焼きなら途中ひっくり返して両面に火が通るまで焼く。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 最初に玉ねぎをみじん切りにした上で塩やスパイスをふることで、玉ねぎの美味しさが引き出され、いい味が出ます。
  • 使用するスパイスには決まりがなく、好みの物を使ってよいです。
  • 青唐辛子を加えると現地の風味が出るので、家庭菜園で唐辛子を栽培している人に、赤く色づく前の段階の青い唐辛子を分けてもらって冷凍しておくとよいです。
  • 片面焼きでも両面焼きでも、好みで作ってよいです。ただし、片面焼きのほうがフタをして作るので薄く作ってもふっくら柔らかな仕上がりになります。
  • 薄くペラペラに作るほうが現地の出来上がりに近いです。
  • にんにくやトマトを入れるレシピもあります。
  • 食べるときには、ケチャップ(または唐辛子入りのホットケチャップ)を添えても美味しいです。

Tips about cuisine

  • 「アムレット」の英語(パキスタンの公用語、インドの準公用語、バングラデシュ、スリランカ、モルディブでよく通じる言語)の綴りは「Omelette」。
  • 「アムレット」(Omelette)は卵焼きの意味である。


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