カルネメチャーダ

カルネメチャーダ

大コロンビア地域の料理が好きで、感銘を受けた一つが、肉を柔らかく煮て細かくほぐした、しぐれ煮のような料理です。トマトやにんにくが利いていて、柔らかさもしっとりさもあいまって、ごはんにもよく合うんです。しっかりと煮てしっかりとほぐしたものは常備菜にもうってつけで、作るのは簡単ですし失敗もほぼしないと思います。

材料

4~6人分):

玉ねぎ
1個
にんにく
1かけ
ピーマン
3個
にんじん
1/4本
セロリ
少々
トマト
2個
サラダ油
大2
塊肉(※1)
500g
トマト缶(※2)
1/2缶
ドライタイム
小1/2
ベイリーフ
1枚
小1/2
こしょう
少々
パクチー
少々
  • ※1:牛塊肉があれば良いです。豚塊肉で作ることもできます。
  • ※2:トマト缶は1缶約400gくらいのものを。半量を使うのでミキサーでピューレにするかダイスを使います。

調理時間

:3 時間

作り方

  1. 玉ねぎ、にんにく、ピーマン、にんじん、セロリをみじん切りにし、トマトを1cm角切りにしておく。
  2. 肉を煮込む鍋に玉ねぎとにんにくを入れ、サラダ油を入れて中火で熱し、軽く色づくまで5分くらい炒める。
  3. 鍋に塊肉、ピーマン、にんじん、セロリ、トマト、トマト缶、ドライタイム、ベイリーフ、水を入れ、フタをして2時間蒸し煮にする。鍋底に焦げ付かないように必要ならときどき底から返す。
  4. 火を止め、塊肉を取り出して皿の上に乗せ、手で触れるくらいに粗熱が取れたらフォークなどを使って細く裂く。
  5. 裂いた肉を鍋に戻し入れ、塩とこしょうを加えて混ぜて再度煮る。煮汁が減ってきたら火加減を弱める。
  6. 煮汁が減って肉に絡まってきたら味見をし、塩加減などを好みに調える。肉がパサついていると思う場合はサラダ油を追加する。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 牛肉で作るほうが深い色が出て美味しそうに見えます。豚肉で作ると白っぽくなるので、若干焦がしつけるように作るか、炒める時間を一層長くすると、深い色が出るようになります。
  • 仕上げにパクチーを加えてもよいです。
  • 隠し味にオレンジジュースを加えるレシピもあります。

Tips about cuisine

  • 「カルネメチャーダ」のスペイン語(ベネズエラ、コロンビア、エクアドルの公用語)の綴りは「Carne mechada」。
  • 「Carne」(カルネ)は肉、「Mechada」(メチャーダ)は「Desmechada」(デスメチャーダ)を短く呼ぶもので、「Desmechada」(デスメチャーダ)は「Deshilachar」(デスイラチャール、糸のように細くほつれさせるという意味)という動詞からきている言葉である。よって、「Carne mechada」(カルネメチャーダ)は「細くほぐされた肉」のような意味になる。


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