ヒルベンリハピーヒビットケルマカスティケーサ

  • フィンランド料理

  • 現地表記

    :Hirvenlihapihvit kermakastikkeessa(フィンランド語)

  • 概要

    :鹿肉のハンバーグステーキ

ヒルベンリハピーヒビットケルマカスティケーサ

北欧らしさが溢れる鹿肉料理です。北欧の中でも北部のラップランドでは、サーミ人たちは鹿の飼育で生計を立てている人もおり、鹿肉は重要な食文化の一端を形成しています。日本でなら北海道、あるいは北海道からの通販で鹿肉が手に入ることと思います。いろいろな食べ方がありますが、是非このフィンランド風も味わってみてください。乳製品をふんだんに料理に使う国なので、流石、このハンバーグとマスタードクリームソースの相性は驚きのものです。

材料

2人分):
<肉パテ>

鹿肉(※1)
200g
こしょう
小1/8
小1/8
小麦粉
大1
バター
大1

<クリームソース>

バター
大1
練り辛子
小1/2(※2)
生クリーム
大3
牛乳
適量(※3)
少々
  • ※1:代用は脂身の少ない牛ひき肉。
  • ※2:チューブの練り辛子なら3cmくらいです。
  • ※3:ほどよいとろみでソースがのびる量。

調理時間

:30 分

作り方

  1. 鹿肉を1cm角に切ってから、包丁でたたいて、粗いひき肉状態にする。
  2. 鹿肉をボウルに入れて、こしょう、塩、小麦粉を加え、なめらかになるまで手でよくこねる。
  3. 鹿肉をボール状にまとめ、ボウルの中に叩きつける。これを何回か繰り返して空気を抜く。
  4. 鹿肉を4等分し、その1つ1つをボール状にまとめてさらに叩きつけて空気を抜き、ハンバーグ型に成形する。
  5. フライパンにバターを入れて中火で熱し、フタをして肉を焼く。
  6. 別の小鍋に、バターを入れて加熱して溶けたところに小麦粉を入れ、ヘラで良く練る。
  7. 辛子とクリームを入れてよく練り、牛乳を少しずつ加えて練りながら、好みのとろみ加減にする。
  8. 肉が両面焼けたら皿に取り出し、クリームソースをかけていただく。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • ソースは小麦粉がダマにならないように作ります。
  • 辛子の粉を使って作る場合は、いったん水で練って5分以上置いてから使います(直接クリームソースに加えると苦みが出るので避ける)。

Tips about cuisine

  • 「ヒルベンリハピーヒビットケルマカスティケーサ」のフィンランド語(フィンランドの公用語)での綴りは「Hirvenlihapihvit kermakastikkeessa」。
  • 「Hirven」(ヒルベン)は鹿、「lihapihvit」(リハピーヒビット)はミートパテ、「kerma」(ケルマ)はクリーム、「kastikkeessa」(カスティケーサ)はソースやタレの意味。よって「Hirvenlihapihvit kermakastikkeessa」(ヒルベンリハピーヒビットケルマカスティケーサ)は「鹿肉ハンバーグのクリームソースがけ」のような意味になる。


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