フィッシュアンドチップス

フィッシュアンドチップス

世界に広まったアングロサクソン人の代表料理の筆頭は、フィッシュアンドチップスではないかと思います。英国本土のみならず、英国周辺国や、英領又は英王室領の各国や、カナダ、米国、ニュージーランド、オーストラリアなどにもそれぞれに美味しいフィッシュアンドチップスがあります。衣をふわっ&カリッとさせるためにビールを加えているのが特徴です。魚は、白身魚であれば幅広く使えます。酢をかけていただくのが美味しいのです。

材料

2人分):

白身の切り身(※1)
300g(※2)
天ぷら粉(※3)
1/2C
ビール(※4)
1/2C(※5)
じゃがいも
3~4個
揚げ油
多め(※6)
  • ※1:日本ではタラの切り身が手に入りやすいです。
  • ※2:150gくらいの切り身を2枚。
  • ※3:薄力粉でも作れますが、天ぷら粉を使うと、カリっとふわっと揚げられるような原料が添加されているので上手に揚がります。
  • ※4:発泡酒でもよいです。ただしビールでも発泡酒でも冷蔵庫でよく冷えたものを使います。
  • ※5:天ぷら粉のパッケージに使用量が書かれていればそれに従います。
  • ※6:揚げ油は、揚げる具を入れたときに底につかずわずかでも浮く量を用意します。

調理時間

:30 分

作り方

  1. じゃがいもの皮をむき、1cm幅の拍子木切りにし、水にさらしたあと水気を切り、さらにキッチンペーパーなどで水気をふき取る。
  2. 中温に熱した揚げ油にじゃがいもを入れ、薄く色づき始めるまで揚げ、網かペーパーの上に取り出す。
  3. 揚げたじゃがいもがやや冷めたら、揚げ油を高温に熱し、2度揚げし、表面をカリっと揚げ、網かペーパーの上に取り出す。
  4. 大きめのボウルに天ぷら粉又は薄力粉を入れ、冷えたビールをやや高い位置から勢いをつけて注ぎ、菜箸で素早く混ぜる。
  5. しゃぱしゃぱしているようなら粉を足し、少々ダマになっても気にせず、ややもったりした衣を作る。
  6. 魚の切り身を衣にひたし、高温の揚げ油に入れ、もったりとした衣がふわふわカラっと揚がるように火を通す。
  7. 魚を網かペーパーの上に取りだし、器にフライドポテトを盛り、その上に魚を乗せる。
  8. 酢をかけていただきます。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • ハドック(コダラ)やコッド(タラ)を使って作られることが多いのですが、そのほかポロック(タラ)やプレイス(カレイ)、エイ、サメなどでも作られます。今回は釣り師からサメをいただいたので、サメの肉を使ったフィッシュアンドチップスを作りました。
  • 天ぷら粉には卵パウダーが入っていて、水っぽくならずにしっかりつながるのでおすすめです。
  • 薄力粉で作る場合、卵なしでも作れますが、揚げ物に不慣れならば天ぷらのように卵液を加えるとよいです。卵を加えた場合は、卵を含めて水分量が粉の体積と同じになるようにします。
  • 衣に卵を加える場合、卵黄を先に混ぜ合わせ、生地を寝かしている間に卵白を角が立つまで泡立て、揚げる直前に両者を混ぜ合わせるレシピもあります。
  • 衣を厚く作りたい場合、魚を揚げている途中で油表面まで引き上げ、ボウルに残った衣をたらし、再び揚げ油に沈めることで衣を厚くすることができます。
  • 現地ではモルトビネガーをたっぷりかけますが、日本では家にある酢(米酢やワインビネガー)で代用できます。
  • 先に揚げ終わったものが冷めないようにするために、オーブンを温めておいて、その中に揚げ終わった具を入れておく作り方もあります。

Tips about cuisine

  • 「フィッシュアンドチップス」の英語での綴りは「Fish and chips」。
  • 「Fish」(フィッシュ)は魚、「and」(アンド)は「と」の意味、「chips」(チップス)はフライドポテトの意味。よって「Fish and chips」(フィッシュアンドチップス)は「魚とフライドポテト」の意味になる。
  • 「Fish and chips」を略して「Fish ‘N’ chips」とするような表記も一般的である。


本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合(料金は≫こちら)。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用ならびに営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。